【熊本地震】土砂撤去に本格着手。担当は地場業者 画像 【熊本地震】土砂撤去に本格着手。担当は地場業者

インバウンド・地域活性

 熊本県を中心に続く地震で大規模土砂災害が広域に発生している問題で、熊本県は20日から土砂の撤去作業に本格着手した。特に被害が大きかった阿蘇山周辺の5地区のうち、人的被害が比較的少なかったとみられる南阿蘇村の瀬田(立野川)と山王谷川の2地区で作業を始めた。作業は地元業者の藤本建設工業(南阿蘇村)が瀬田地区、肥後建設社(小国町)が山王谷川地区をそれぞれ担当。今後、国土交通省の協力を得ながら他の3地区での早期着手も目指す。
 阿蘇山周辺での大規模土砂災害で、国交省と県は特に被害が大きかった5地区(阿蘇大橋、火の鳥温泉、高野台、瀬田、山王谷川)を優先的・重点的に応急復旧する地区に位置付けている。いずれも県管理の砂防区域に当たるが、橋梁が崩落した国道56号の阿蘇大橋地区は国も応急復旧の主体になる見通しだ。
 国交省や県によると、現地では余震や不安定な天候が続いている影響で二次災害のリスクが高く、応急復旧活動はやや遅れている。そのため、特に被害が大きかった5地区では県が中心となって人命救助を最優先に進めつつ、可能な範囲から土砂の撤去や余震などを検知して作業員に知らせるセンサーの設置を順次進めていく方針だ。
 国交省は、応急復旧作業が本格化していけば、阿蘇大橋地区など堆積土砂で人が立ち入りにくい急傾斜地では、建設機械の遠隔操作による「無人化施工で対応する必要が出てくるだろう」(水管理・国土保全局砂防部)とみている。
 国交省は近く、砂防部のホームページに熊本県周辺の土砂災害の最新被害状況と応急復旧状況を知らせる専用ページを開設する。

熊本地震/熊本県が土砂撤去本格着手/瀬田・山王谷川の2地区で、地場業者担当

《日刊建設工業新聞》

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