JIAの登録建築家数が2000人超に。10年度以来5年ぶり 画像 JIAの登録建築家数が2000人超に。10年度以来5年ぶり

人材

 日本建築家協会(JIA)が認定制度を運営する「登録建築家」の数が本年度に入って2000人を超えた。3月末に東京都内で開かれた登録建築家を認定する「本部建築家認定評議会」(小倉善明議長)で246人の登録が新たに認められ、4月1日付で昨年4月1日の1754人から2010人(JIA正会員以外も含む)に増えた。11年度に2000人を割り込み、低迷していた登録数が再び回復してきた。
 登録建築家は、国際建築家連合(UIA)の基準に合わせた国際標準の建築設計者資格で、03年度に運用が始まった。登録者の資質、能力、倫理性を社会に担保し、依頼者の利益を守り良質な社会資産の構築に寄与する人材を認定している。登録者数は05~10年度は2000人台を維持していたが、11年度に1000人台に落ち込んだ。
 JIAは昨年6月、建築家の社会的責任をより明確にするため、会員規程を改正。正会員は原則として全員が登録建築家になるとの方針を打ち出し、登録活動を進めてきた。これが「漸減傾向の続いていた登録建築家数の増加に寄与した」(JIA関係者)とみている。
 ここ数年、地方自治体では、登録建築家の資格更新要件にCPD(継続職能研修)が組み込まれていることなどを理由にその水準の高さを認め、プロポーザル方式による設計業務の受託者選定で、業務実績の代わりに登録建築家を参加資格要件とする事例も増えている。
 JIAは今後、CPDプログラムの充実を進めて社会からの信頼をより高め、登録建築家をさらに増やす方針だ。他の建築関連団体とも連携し、資格制度の普及活動も推進するとしている。

JIA/登録建築家数が2000人超に/登録促進活動が奏功、10年度以来5年ぶり

《日刊建設工業新聞》

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