土木学会で会長特別タスクフォースが始動 画像 土木学会で会長特別タスクフォースが始動

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 土木学会は、16年度の会長特別タスクフォース(委員会)「現場イノベーションプロジェクト~次世代に繋ぐ現場のあり方~」を設置した。14日に東京・四谷の同学会講堂で開いた第1回全体会合で=写真、▽コンクリート構造物の生産性・安全性向上技術の導入促進▽次世代建設技術の実用化・普及を支える研究・教育の拡充▽担い手の確保と土木界の裾野拡大-の3テーマでワーキンググループ(WG)を設けて具体策を検討することを決めた。17年5月にシンポジウムなどを通じて成果を発表する。
 冒頭、タスクフォースの委員長に就任した同学会次期会長の田代民治鹿島代表取締役副社長執行役員は「生産年齢人口が減少する中、土木界でも担い手確保が課題だ。産官学が協力する当学会が先頭に立ち、生産性を向上し、現場の安全、休日や収入の確保を図り、女性や若者が生き生きと働ける現場づくりを提言したい」と述べた。
 タスクフォースには、国土交通省、JR東日本、建設コンサルタンツ協会(建コン協)、日本建設業連合会(日建連)、鹿島、大林組、清水建設、大成建設、学会内のコンクリート、地盤工学、土木情報学、建設技術研究、建設用ロボット、建設マネジメント、コンサルタント、安全問題研究、教育企画・人材育成、ダイバーシティの10委員会の関係者が参画した。
 タスクフォースの下に設置した「コンクリート構造物の生産性・安全性向上技術(プレキャスト化等)の導入促進WG」では、生産性と品質向上のためのコンクリート構造物の設計・施工研究小委員会の成果の展開(示方書改訂、全国講習、現場適用)、プレキャスト化を先行例とした品質・安全性の向上、現場管理の信頼性向上など付加価値の定量評価法の開発とそれらの評価を考慮した発注システムのあり方を検討する。
 「ICT・ロボット等、次世代建設技術の実用化・普及を支える研究・教育の拡充WG」では、次世代建設技術に関する土木情報学と建設ロボットの学際的調査研究、土木情報学テキストの発刊と主要土木系学科への展開、情報化施工に関する教育素材の収集・作成などを進める。
 「女性や若手、シニアを含めた担い手の確保、土木界の裾野拡大WG」では、教育の場との連携(現場見学会、出前授業など)、土木界に女性や若手を取り込むための活動、生産性・安全性の向上に向けた現場ノウハウの集約などを検討する。
 国土交通省の「i-Construction」や日建連の生産性向上推進本部などの活動と連携し、学術的な側面から土木界の取り組みを一段と加速させる。

土木学会/会長特別タスクフォースが始動/生産性向上へ現場改革、担い手確保も

《日刊建設工業新聞》

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