焼酎や日本酒、「肉食ブーム」でイメチェン!  画像 焼酎や日本酒、「肉食ブーム」でイメチェン! 

制度・ビジネスチャンス

 酒造メーカーが「肉食ブーム」に着目して、日本酒や焼酎の販路拡大につなげる試みを始めている。商品名やラベル、価格まで“肉専用”と訴える内容に変えたり、肉との相性を重視した風味にしたりと、「和食向け」の印象を変える作戦だ。狙いは当たり、販路の開拓や売り上げアップに結びつく例も出ている。
 玉乃光酒造(京都市)が「肉専用焼酎」とうたい販売する国産米を使った焼酎「29(にじゅうきゅう)」は商品を刷新した昨年7月から今年3月までの売り上げが前年同期に比べ3倍に伸びた。

 肉専用にするため、同社が手を着けたのは中身以外の部分だ。ラベルは厚切りの牛肉の絵だけを大きく描いた。瓶につける広告は「ドライな味がステーキ、鉄板焼き、焼き肉に合う」と明記。価格も「いいにく」の語呂合わせで1129円(720ミリリットル、税別)に設定し、特徴を明確に打ち出した。

 焼酎自体は、杉のチップで付けた香りが「肉料理に合う」とコンテストで評価されていたため、大胆な刷新に踏み切った。同社は「焼き肉店からの注文が急増した」と明かす。

 松岡醸造(埼玉県小川町)が昨年9月に売り出した純米生原酒「やま武蔵 笠山」も、焼き肉店から引き合いが増えている。日本酒のアルコール度数は通常15、16度だが、19度と高めにして、濃厚な味に仕上げた。取り扱う東京都内の焼き肉店は「しっかりした風味で、焼き肉の濃い味に負けない点が良い」と評価する。

 若者や女性の「肉食ブーム」を踏まえ、松岡醸造の松岡奨専務は「和食の印象が強い日本酒だが、狙いを肉に絞って提案すれば、まだ販路を広げられる」と強調する。

焼酎、日本酒 肉料理との相性追求 “イメチェン”で販路拡大 酒造メーカー

《日本農業新聞「e農net」》

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