カット野菜の生産者GAスマホで確認。サラダクラブ、安心感で顧客獲得

IT業務効率

 カット野菜も生産者の顔が見える時代に――。メーカー最大手のサラダクラブ(東京都調布市)は、多機能携帯電話(スマートフォン)を使って、商品に使う原料野菜の生産者名が分かるサービスを始めた。どこで生産されたか分からないという不安から、カット野菜の購入に二の足を踏む消費者もいる中、「顔の見えるカット野菜として安全・安心をPRし、消費拡大を図っていきたい」と同社は話す。
 生鮮野菜では、プライベートブランド(PB)商品を中心に、生産者の顔を見せる取り組みが広がっているが、カット野菜では初めてという。商品のパッケージに印刷された二次元バーコードから、スマートフォン向けの専用アプリをダウンロードして使う。アプリに加工日や製造所、原産地を入力すると、生産者や畑の写真、栽培のこだわりなどが表示される。同じ商品でも、一味違った、作り手の思いも味わうことができる。

 対象商品は、千切りキャベツなど販売量の多い5商品で、キャベツやレタス、ニンジン、レッドキャベツの4品目について全国200件の契約農家を照会できる。

 時短ニーズや、天候不順による青果の高騰などを背景に、カット野菜の消費は増加。同社の2015年度の売上高は247億円と、過去5年で2倍以上に伸ばしている。

 一方、消費者の中には、カット野菜の安全性に不安を持つ声も根強く、「加工品ではなく、青果同様に野菜として見てほしい」(同社)と、スマートフォンを使った新サービスに乗り出した。データの充実に合わせ、検索対象を全商品まで拡大する計画だ。

カット野菜 スマホで生産者確認 安心感で顧客獲得 サラダクラブ

《日本農業新聞》

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