20号諏訪市~下諏訪町間を整備、事業費700億円超 画像 20号諏訪市~下諏訪町間を整備、事業費700億円超

インバウンド・地域活性

 関東地方整備局は、国道20号の長野県諏訪市~下諏訪町間の整備に向けた計画段階評価の対応方針案をまとめた。現道よりも山側にバイパスを新設する「山側ルート」を採用。整備延長は約11キロで、事業費は約700億~740億円を見込んでいる。今後、環境アセスメントを実施するとともに、沿線自治体による都市計画変更に向けた協議などを進め、早期完成を目指す。
 同局は、12日に開かれた社会資本整備審議会(国土交通相の諮問機関)の道路分科会関東地方小委員会に方針案を提示し、了承された。道路分科会事業評価部会に報告した上で、対応方針を決定する。同路線は、過去に都市計画決定しているものの、事業化には至っていなかった。
 計画区間は諏訪市四賀~下諏訪町東町。道路構造は、切り土や盛り土、橋梁、トンネルなどを想定している。環境アセスの段階で、主要構造物の計画案を提示するとしている。
 計画段階評価では、山側ルート案のほか、現道拡幅案と現都市計画ルート案の三つを比較。現道では豪雨に伴う浸水被害が発生しているが、山側ルートにすることで回避できるほか、土砂災害の危険性も低減できるとした。山側ルートを採用した場合の影響家屋は約210棟で、宅地面積は約4万平方メートルと見込まれるが、3案の中では最も少なく、一部の市街地や集落を山側に回避することで地域分断はほぼ生じないとの見通しも示した。事業費も山側ルートが最も少なくなるという。
 新ルートの整備により、交通混雑の緩和や、高速道路のインターチェンジ(IC)までのアクセス性向上、高次救急医療機関への速達性向上などの効果も期待できるとした。
 同局は、地域や沿線自治体からの意見聴取などを行っていた。長野県、諏訪市、下諏訪町のいずれも原案に同意しており、早期事業化を要望している。環境や景観、温泉源泉への影響低減も求めている。

関東整備局/20号諏訪市~下諏訪町間整備/山側ルート採用、事業費700億円超

《日刊建設工業新聞》

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