15年度の建設業倒産、7年連続減で25年ぶり低水準 画像 15年度の建設業倒産、7年連続減で25年ぶり低水準

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 東京商工リサーチがまとめた2015年度(15年4月~16年3月)の建設業の倒産(負債1000万円以上の企業倒産)は前年度比9・7%減の1690件と年度集計としては7年連続で減少し、1990年度(1579件)以来25年ぶりの低水準にとどまった。負債総額は1806億4900万円(前年度比25・2%減)と2年連続で前年度を下回った。年度集計の負債総額が2000億円を割り込んだのは26年ぶり。負債50億円以上の大型倒産がゼロ(前年度2件)だったことが影響した。
 ただ同社は、業種・四半期別などで見ると、公共事業に支えられてきた土木工事業の倒産に下げ止まりや増加の傾向があるなど、これまでとは様相が変わってきたと分析。息切れする業者の増加を防ぐためにも公共事業の早急な前倒し執行などが必要と指摘している。
 業種別の倒産件数は、総合工事業が801件(12・9%減)、職別工事業が541件(1・6%減)、設備工事業が348件(13・4%減)。
 原因別では、受注不振(販売不振)が1020件(12・6%減)で全体の6割を占め、既往のしわ寄せ(赤字累積)が379件(1・5%減)、運転資金の欠乏が93件(13・8%減)などと続いた。
 帝国データバンクがまとめた15年度の建設業倒産は9・4%減の1630件だった。

15年度の建設業倒産、9・7%減/7年連続減、25年ぶり低水準/東京商工リサーチ

《日刊建設工業新聞》

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