コンクリ副産物再利用、再生骨材含有率は20%以上に 画像 コンクリ副産物再利用、再生骨材含有率は20%以上に

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 国土交通省は、コンクリート副産物の再利用に関する用途別品質基準を制定した。1994年に制定の暫定基準(案)に代わり、▽再生骨材コンクリート▽路盤材▽埋め戻し・裏込め材-の三つに分類して、再生骨材「M」と「L」を利用する上での具体的な使用範囲の標準を示した。基準の適用範囲は、港湾空港関係を除く土木工事とする。
 基準によると、再生骨材コンクリートはJIS(日本工業規格)マーク表示の認証を受けた製品を製造する工場から選定。粗骨材の全質量に対する再生骨材の割合は、少量を混入しただけでは利用意義が極めて乏しいことから、20%以上でなければならないと規定した。
 再生骨材コンクリートのうち、現場打ちの「M」の適用箇所は、乾燥収縮で影響を受けにくい部位とし、凍結融解作用を受ける部材に適用する場合には、抵抗性を持った耐凍害品を用いるとした。一方、現場打ちの「L」は構造物には用いず、基準に示した使用範囲や適用例の一覧表に従うとした。
 路盤材については、舗装再生便覧に規定されている品質基準をコンクリート副産物を使用する上での基準とする。
 埋め戻し材・裏込め材として利用する品質基準については、再生クラッシャーランの場合は最大粒径を目的に応じて適宜選択、再生砂の場合は細粒分の含有率の上限を50%未満とすることを規定。浸透した水が土壌や公共用水に拡散する恐れがある場所で埋め戻し材として再生砂を使用する際には、六価クロム溶出の環境基準に適合していることを確認することを明記している。
 これまで再生路盤材として主に用いられてきたコンクリート副産物は、環境保全や資源の有効利用、処分場の切迫などから、再利用が緊急的に取り組むべき課題となっている。今回、3用途別に品質基準を設定したことで、再利用が一段と進展していくことが期待されている。

国交省/コンクリ副産物再利用の品質基準制定/再生骨材含有率は20%以上に

《日刊建設工業新聞》

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