国交省が災害11件でインフラロボの活用推薦、水中分野は7件試行へ 画像 国交省が災害11件でインフラロボの活用推薦、水中分野は7件試行へ

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 国土交通省は30日、次世代社会インフラ用ロボットの現場での検証・評価結果を発表した。維持管理3分野(橋梁、トンネル、水中)と災害対応2分野(調査、応急復旧)で民間企業などから応募のあった70技術を直轄現場など12か所で昨年10~12月に検証した。災害対応で「活用を推薦」と評価された11件の技術は、各地方整備局との間で災害時の使用について協定を結び活用する。
 維持管理のうち、水中分野で「試行的導入を推薦」と評価された7件については、16年度の直轄や自治体発注の点検業務などで試行的に導入し、17年度からの本格導入に備える。
 維持管理の他の2分野では、橋梁分野で5件、トンネル分野で8件を「試行的導入に向けた検証を推奨」と評価。17年度からの試行的導入に向けた検証を16年度に実施する。
 国交、経済産業両省は、労働力不足が懸念される中でも今後増大するインフラ点検が効果的・効率的に実施できるよう、次世代社会インフラ用ロボットの開発・導入を促進している。14、15年度の2カ年で実施した現場での検証はその一環。
 検証技術のうち、災害用は、ドローン(小型無人機)にカメラや3次元レーザスキャナーを搭載したロボット、遠隔捜査できるクローラ型調査ロボット、自律走行で排水作業などを行う技術を検証。水中分野では、水の濁りの影響を受けずに構造物の形状を取得できるスキャナー技術などを検証した。
 評価された技術の応募者は次の通り。(カッコ内は評価件数)
 【災害調査】中日本航空(2件)△日立製作所(2件)△ルーチェサーチ(1件)△アスコ(同)△東北大学(同)△西尾レントオール(同)
 【災害応急復旧】大成建設(1件)△山辰組(同)△熊谷組(同)
 【橋梁維持管理】ルーチェサーチ(1件)△シビル調査設計(同)△帝国設計事務所(同)△三井住友建設(同)△西日本高速道路エンジニアリング四国(同)
 【トンネル維持管理】内外テクノス(2件)△日本工営(1件)△パシフィックコンサルタンツ(2件)△西日本高速道路エンジニアリング四国(同)△三井造船(1件)
 【水中維持管理】パナソニック(1件)△五洋建設(同)△大林組(同)△いであ(同)△朝日航洋(2件)△アーク・ジオ・サポート(1件)。

国交省/インフラロボ、災害11件で活用推薦/水中分野は7件試行へ

《日刊建設工業新聞》

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