【時事エッセイ】次は政治が応える番 画像 【時事エッセイ】次は政治が応える番

制度・ビジネスチャンス

 大家に誘われて花見に出掛けた貧乏長屋の面々が飲まされたのは番茶を水で割った「お茶け」、肴はかまぼこと卵焼きに見立てた大根の漬物とたくあん。「蒲鉾はボリボリ、卵焼きはバリバリかい」。落語「長屋の花見」の一場面である▼桜の開花の便りが届き始め、お花見シーズン到来だが、庶民の懐具合はいまひとつのようだ。今春闘の交渉では、賃金水準を引き上げるベースアップ(ベア)を昨年より小幅にする企業が目立っている▼企業の慎重姿勢の背景には、円高や株安の進行など経済の先行き不透明感がある。日本商工会議所の三村明夫会頭は、与党幹部による賃上げ要請に「中小企業が賃上げや設備投資を行える条件を整えてほしい」と答えたという▼ゼネコンの中には「経済の好循環の維持に寄与することは企業の社会的使命」とベアを決めたところもあるが、建設業界も決して先行きが安心とは言い切れない▼23日の国会で安倍晋三首相は、大手企業の相次ぐ慎重回答に「もう少し期待をしていた」と不満を漏らしたそうだが、無為無策では仕方あるまい。次は企業の努力に政治が応える番だろう。

回転窓/次は政治が応える番

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

制度・ビジネスチャンス アクセスランキング

  1. 道路舗装大手7社の16年4~9月期決算。増収2社、営業増益2社

    道路舗装大手7社の16年4~9月期決算。増収2社、営業増益2社

  2. 「中小企業の《経営論》」第17回:社員が辞めていってしまう社長が一生懸命に変えたこと

    「中小企業の《経営論》」第17回:社員が辞めていってしまう社長が一生懸命に変えたこと

  3. 東京五輪特需も期待大…いま「ネジ業界」が面白い!

    東京五輪特需も期待大…いま「ネジ業界」が面白い!

  4. 自民品確議連会長・根本匠衆院議員に聞く。17年はどうなる?

  5. チョコレートの新しい楽しみ方/見て味わって「ベジフルマンディアン」

  6. 主要ゼネコン26社の16年4~12月期決算、6割で受注高が増加、工事採算の改善が続く

  7. 高校生の朝食はパンよりご飯! 男子を中心に支持じわり

  8. 国交省が工事の準備・後片付け期間を改定。下期発注で運用、7工種で定義も明確化

  9. 東京都、入札契約制度改革めぐり建設団体と意見交換/1者入札中止に見直し求める声

  10. 事業承継税制が大幅に改正される

アクセスランキングをもっと見る

page top