若桜鉄道、「昭和」イメージのリニューアル車を導入へ 画像 若桜鉄道、「昭和」イメージのリニューアル車を導入へ

インバウンド・地域活性

若桜線を運営する鳥取県の第三セクター・若桜鉄道は、WT3000形気動車を大幅にリニューアルする。同社と沿線自治体の八頭町・若桜町はこのほど、ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治さんに依頼したリニューアル車両のコンセプト・デザインを発表した。

若桜線は、郡家(八頭町)~若桜(若桜町)間19.2kmを結ぶ鉄道路線。線路施設は八頭町と若桜町が保有し、若桜鉄道は両町から線路施設を無償で借り受けて列車を運行している。車両は現在、1987年に導入した車両を改造したWT3000形3両と、2001年に導入したWT3300形気動車1両を使用している。

若桜鉄道は経営体質の改善を図るため、4月1日から車両についても沿線自治体に譲渡し、線路施設と車両の両方を借り受けて列車を運行する体制に変わる。また、WT3000形は老朽化が進んでおり、配線の改修を実施するのを機に大幅なリニューアルを図ることにした。

発表によると、「地元の人が乗りたくなる地域のための車両、懐かしい風景を走る、笑顔と笑が生まれる新しくて懐かしい鉄道の旅」を演出。外観は故・原信太郎が作成した阪神電気鉄道311形電車の模型を参考に青色をベースとし、川や水の青を再現する。車内は木材を可能な限り使用。日本のサクラをシンボルマークとして展開するという。

若桜線には国鉄線として開業した昭和初期の駅舎や施設が多数残っており、「若桜鉄道沿線の人・事・ものから昭和がイメージ」(水戸岡さん)されるとして、車両の名称を「昭和」とした。若桜鉄道などは今回発表したコンセプト・デザインを元に車両の設計などを進め、2017年度末に「1次車」を整備する方針だ。
《草町義和》

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