東京都が旧都立市ケ谷商業高校跡地(新宿区)活用、東京韓国学校と協議へ 画像 東京都が旧都立市ケ谷商業高校跡地(新宿区)活用、東京韓国学校と協議へ

インバウンド・地域活性

 東京都は、韓国政府の要請を受け、09年3月に閉校した旧市ケ谷商業高校(新宿区矢来町6)の跡地利用について東京韓国学園と協議する。近隣で同学園が運営する東京韓国学校(同若松町2の1)が入学希望者の増加で手狭になっているため、旧市ケ谷商業高跡地を有償貸与することを軸に話し合いを進める。
 旧市ケ谷商業高校跡地には、6102平方メートルの敷地内に、1956年竣工の本館(RC造3階建て延べ2556平方メートル)、60年竣工の体育館(SRC造地下1階地上2階建て延べ810平方メートル)、65年竣工の別館(RC造3階建て延べ2880平方メートル)の三つの建物が残っている。
 都は、跡地を活用した特別支援学校の新設を検討していたが、敷地とともに周辺道路も狭く、大規模な建て替え工事が難しいことなどから断念。現在は新宿区立愛日小学校が校舎改築に伴う仮校舎として、17年3月末までの予定で使用している。
 一方、東京韓国学校は初等部(定員720人)と中高等部(同)があり、韓国大使館員や一時滞在の韓国企業駐在員の子どもが多く通学している。都によると、関東圏には韓国人学校が同校しかないため入学希望者が殺到しているが、敷地確保の問題などから対応できない状況が続いているという。
 土地と建物の利用方法や利用条件、スケジュールなどは今後、都と同学園の間で詰める。ただ地元住民から、敷地に対する都の関与を残すよう要望が出ていることから、都は売却ではなく有償貸与で土地を提供する方向で協議を進める方針。大規模工事による周辺住民への影響に配慮し、改築ではなく改修による活用も求める考えだ。
 都は愛日小の利用終了後に速やかに敷地を引き渡せるよう、早期に協議を進めるとしている。

東京都/旧都立市ケ谷商業高校跡地(新宿区)活用/東京韓国学校と協議へ

《日刊建設工業新聞》

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