相鉄グループがブランドアッププロ第1弾を発表、丹青社・洪恒夫氏らがデザイン監修 画像 相鉄グループがブランドアッププロ第1弾を発表、丹青社・洪恒夫氏らがデザイン監修

インバウンド・地域活性

 2017年に創立100周年を迎える相鉄グループが、統一コンセプトで駅舎や車両、商業施設などを順次リニューアルする「デザインブランドアッププロジェクト」に取り組んでいる。総合監修は丹青社の洪恒夫プリンシパルクリエイティブディレクターと、熊本県の公式キャラクター「くまモン」を手掛けたデザイナーの水野学氏が担当。10日に横浜市内で取り組みの第1弾となるリニューアル車両と新制服の発表会が開かれた。
 発表会で、林英一相鉄ホールディングス社長は「18、19年にJR、東急線との直通運転がそれぞれ始まるのに合わせ、神奈川県外での認知度アップを狙う」と意図を説明。今回リニューアルした9000系車両は、横浜の海をイメージしたオリジナルカラー「ヨコハマネイビーブルー」で外観を統一し、室内はグレートーンでまとめた。大手私鉄の通勤電車では初めて、昼夜で色調を変えられる照明や本革張りのボックスシートを導入した。
 平沼橋駅をモデルとして進めている駅舎改修でも、グレーがキーカラーとなる。鉄、れんが、ガラスをキーマテリアルに選び、繰り返し使用することで沿線の統一感を演出する。今後はターミナル駅である二俣川と海老名で改修に着手する計画だという。
 13年に丹青社の提案がコンペで採択され、プロジェクトが始動した。駅舎などの空間は洪氏、車両などのプロダクトデザインは水野氏がそれぞれ担当し、これらの上位概念と全体の取りまとめは2氏が共同で行っている。洪氏は「ビジュアル全般をトータルに監修するという類を見ない取り組みで、プロデューサーとしてありがたいことだ」と意気込みを語った。水野氏は、「デザインを用いて問題を発見し、解決したい。『これからの100年を創る』ことを掲げ、人が豊かになるデザインを心掛けた」とコンセプトを説明している。
 駅舎のリニューアルでは、すべての駅のカルテを作成し、各駅の特徴を分析。二俣川駅(延べ7280平方メートル)は、4月に着工し、18年3月の完成を目指す。洪氏は「2週に1度はチームでミーティングを開いている。水野氏とは感性が似ているので非常にやりやすい」と手応えを感じている。

相鉄グループ/ブランドアッププロ第1弾を発表/丹青社・洪恒夫氏らがデザイン監修

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

インバウンド・地域活性 アクセスランキング

  1. リンゴの発泡酒「シードル」急成長! 収益性が魅力

    リンゴの発泡酒「シードル」急成長! 収益性が魅力

  2. 近大医学部、付属病院、堺市への移転計画/健康・医療分野の民間投資を促進

    近大医学部、付属病院、堺市への移転計画/健康・医療分野の民間投資を促進

  3. 五輪後の建設市場は「減少」か「横ばい」…アナリストに聞く

    五輪後の建設市場は「減少」か「横ばい」…アナリストに聞く

  4. 横浜スタジアムの増築改修、オリンピックを踏まえ6000席増設へ

  5. 高い評価の新潟米「新之助」、強気の値段設定はおいくら?

  6. 東芝大阪工場跡開発、スマートコミュニティ構想実現へ

  7. 名古屋市、リニア駅周辺まちづくりの方向性案公表/“広場”が中心にあるまち

  8. 豊島区「池袋西口公園」の再整備、円形の劇場広場へ

  9. <シリーズ> 陶磁器産業復活のシナリオ(事例・常滑編)

  10. 造幣局東京支局跡開発、大学を誘致する方針

アクセスランキングをもっと見る

page top