名古屋市が「ノリタケの森」開発で地区計画素案を受理、ノリタケら4社が共同提案 画像 名古屋市が「ノリタケの森」開発で地区計画素案を受理、ノリタケら4社が共同提案

インバウンド・地域活性

 ◇大規模工場跡に商業施設や住宅整備
 名古屋市は16日、都市計画提案制度に基づく「ノリタケの森地区」の地区計画素案を受理した。提案者はノリタケカンパニーリミテド、三菱商事、イオンモール、三菱地所レジデンスの4社グループ。対象地は西区則武新町3の約11・8ヘクタールで、「ノリタケの森」を生かした産業観光・業務機能を継続するとともに、工場跡地にインフラを整備して商業、住宅施設を配置、名古屋駅周辺にふさわしいにぎわいと交流拠点を形成する。計画提案は2月29日に提出されていた。
 同地区は、明治時代からの近代窯業発展の地。歴史遺産を紹介する「ノリタケの森」が地区東部にあるが、大規模工場が14年3月末に郊外へ移転した跡地は未利用となっていた。都市再生緊急整備地域の名古屋駅周辺・伏見・栄地域に含まれ、大規模工場跡地等の土地利用転換により、都市拠点を形成する地区に位置付けられている。
 このため4社が共同で開発計画の素案を作成し、都市計画提案制度に基づいて市に提出した。
 素案によると、対象地を産業観光・業務地区(約3・4ヘクタール)、商業地区(約6・2ヘクタール)、住宅地区(約2・2ヘクタール)に分けて整備する。
 産業観光・業務地区では、「ノリタケの森」を継承し歴史遺産を紹介する産業観光施設、業務施設、緑豊かな空間を維持する。
 商業地区には、名古屋駅周辺にふさわしい大規模商業施設などを立地させ、にぎわいと交流の拠点とする。また、大規模災害時に帰宅困難者を受け入れる待避施設等も設ける。
 住宅地区では、都心居住を誘導する高層住宅の立地を図る。さらに、地区内や周辺の子育て世代を支援する施設も整備し、多様な世代のニーズに対応する。
 土地利用転換に合わせた都市基盤では、幅員16メートルの地区幹線道路(延長約220メートル)・通路状公共空地、歩行者用通路、歩行者用上空通路、市の認定地域建造物遺産である「6本煙突」を生かした広場、バス乗降場、緑地などを整備し、地区内外の交通処理を円滑に行うとともに、良好な都市景観を形成する。
 市は今後、都市計画決定へ向けて市素案を作成、市民から意見を聞いた上で市都市計画審議会に提案する。

名古屋市/「ノリタケの森」開発で地区計画素案受理/ノリタケら4社が共同提案

《日刊建設工業新聞》

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