野菜、果実の「搾りかす」商品好評。パンやケーキに、若い女性から支持 画像 野菜、果実の「搾りかす」商品好評。パンやケーキに、若い女性から支持

インバウンド・地域活性

 原価ゼロの「搾りかす」を入れておいしさアップ――。ジュース作りで出る、野菜や果実のかす(パルプ)を使ったパンやケーキの販売にジュース店が乗り出している。生地にパルプを練り込んで「天然の風味」の良さをアピール。食物繊維が豊富なことも売りで、特に若い女性から注目を集める。店側は、搾りかすの有効利用と売り上げアップの“一石二鳥”につながるとして、販売に力を入れる。
 国産の野菜や果実を使うジュース店「EJ JUICE&SOUP 麹町本店」(東京都千代田区)は1日、パルプ入りのパンやサラダを新発売した。静岡産ミカンのパルプからにじみ出る甘味が特徴の「みかんとニンジンのベーグル」(1個250円)、ニンジンのパルプとレモン果汁などを混ぜたドレッシング入りの「旬野菜の彩りサラダ」(1皿260円)など5種類だ。

 パルプは店内のジュース作りの過程で出たものを使う。平均的な1日当たりのジュースの製造量(25リットル)で、約10キロのパルプが出る。これまでは、ごみとして処分していたが「廃棄せずに丸ごと活用したい」(同店)との思いで、昨年11月にニンジンのパルプを使ったケーキを初めて発売した。

 20、30代の働く女性が主な購入層で、同店の岩崎亘代表は「食物繊維が豊富な点が受けている。仕事中に手軽に健康的なものを食べたいという思いで買う人も多い」と話す。

 東京・表参道のジュース店「凡ジュース」が昨年夏から販売する、パルプを使ったグラノーラ(250グラム、1400円)も女性客に好評だ。国産ニンジンのパルプを使った商品で、ココナツなどと混ぜて作る。同社広報は「カレーやつくだ煮に入れるなど、パルプはさまざまな商品でも活用できる」と魅力を強調する。

野菜、果実の「搾りかす」商品好評  パンやケーキに 若い女性から支持

《日本農業新聞「e農net」》

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