東京都町田市と東急電鉄が南町田拠点創出プロを展開、商業施設と都市公園を一体再整備 画像 東京都町田市と東急電鉄が南町田拠点創出プロを展開、商業施設と都市公園を一体再整備

インバウンド・地域活性

 ◇総事業費600億円、16年度着工
 東京都町田市と東京急行電鉄は、官民連携で進める「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」の事業概要を明らかにした。東急田園都市線南町田駅南側に直結する屋外型アウトレットモール「グランベリーモール」と鶴間公園・鶴間第二スポーツ広場がある地区(鶴間3ほか、22・2ヘクタール)を対象に、商業施設や都市公園、都市型住宅などを一体的に再整備する。公園と商業施設が融合した新たなにぎわい・交流拠点の形成を目指す。
 両者が事業主体となり、16年度には都市計画決定とともに事業認可を取得し、今秋にも土地区画整理事業(18・2ヘクタール)による基盤整備工事に着手する。総事業費は500億~600億円程度を見込む。まちびらきは19年度末を予定している。
 地区内を、▽商業・住宅複合ゾーン▽商業ゾーン▽樹林ゾーン▽にぎわいの融合ゾーン▽スポーツゾーン▽複合利用ゾーン-の六つに分けて整備を進める。地区全体に歩行者ネットワークを形成し、回遊性・利便性を向上させる。
 東急電鉄が開発・運営しているグランベリーモールは、シネマコンプレックス棟(4階建て)を残して他の施設は建て替える。現在は新施設の設計を東急設計コンサルタントに委託して進めている。施工者は未定。既存施設の解体工事は16年度末に取り掛かる。
 商業・住宅複合ゾーンの一部(敷地面積7500平方メートル)に地下1階地上4階建て、商業ゾーン(同7万6500平方メートル)の一部に地下1階地上5階建ての物販店舗、飲食店、サービス店舗、駐車場が入る施設を建設。商業ゾーンでは駐車場棟(2~3層)を中央に配置し、周囲を店舗が囲む形態にする。商業・住宅複合ゾーンに整備する駐車場と合わせた収容台数は2100台程度。シネマコンプレックス棟と合わせた建物の総延べ床面積は18万2000平方メートルとなる。
 都市公園は区域面積を7・1ヘクタール(現在は6ヘクタール)に拡大する。鶴間公園南側にある既存の雨水調整池は、現在の倍以上の容量となる2万立方メートルに増設。調整池は地下化し、上部をスポーツ広場として有効利用する。
 地区の中央には、地域住民の交流スペースとして公共公益施設を整備する。施設や公園整備の事業手法については6月に開くワークショップなどを経て検討する考え。着工は17年度を予定している。
 商業・住宅複合ゾーンでは、駅機能と一体となった駅南北を結ぶ歩行者動線を整備するとともに、駅前商業機能と都市型住宅の集積を図る。複合利用ゾーンにあるケーズデンキの建物は解体。跡地活用は今後詰めるが、土地所有者の東急電鉄から市が一部を取得し、広場として活用する計画もある。
 地区内では駅前で発生する交通渋滞の緩和に向け、道路の再配置も行う計画だ。

東京都町田市、東急電鉄/南町田拠点創出プロ展開/商業施設と都市公園を一体再整備

《日刊建設工業新聞》

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