新潟市がICT活用現場を公開。中央環状線坂井工区、施工は廣瀬 画像 新潟市がICT活用現場を公開。中央環状線坂井工区、施工は廣瀬

インバウンド・地域活性

 ◇油圧ショベルの自動制御で施工効率向上
 新潟市がICT(情報通信技術)を活用して建設中の新潟中央環状線坂井工区(西区坂井)の現場が9日、関係者に公開された。施工を担当する廣瀬が市に活用を提案して了解を得た上で導入した。市発注工事でのICT活用は既に完成の主要地方道新潟中央環状線(明田他)道路改良工事(施工=富岡建設)に次いで2カ所目で、現場を公開したのは今回が初めて。いずれも施工者からの提案に応じて活用を決めた形で、市がICTの活用を前提に積算して発注した工事はまだない。市は現在、ICT活用を義務付ける工事の発注に向け検討を行っている。時期は明らかにしていない。
 坂井工区の工事内容は、上越新幹線側道~中ノ口川堤防間延長1キロの道路盛り土で工期は3月31日まで。ICTはその一部の2000立方メートルの掘削工事と、道路切り土部ののり面整形工事に採用されている。
 この現場に導入したのは、▽オペレーターがアームを操作した際にバケットが設計図に沿って動くように自動でブームが作動する制御技術の「自動整地アシスト」▽ブームまたはバケットをオペレーターが操作した際にバケット刃先が設計面に達すると自動的に停止する制御技術の「自動停止制御」▽車載カメラから現場の3次元データの取得を可能にした「ステレオカメラ」-を備えた油圧ショベルと連携させたシステム。オペレーターは、設計面の掘り過ぎを気にすることなく掘削作業に集中できる。
 コマツレンタルの協力を得ながら施工を進めており、廣瀬の担当者は「施工効率が高まり、経験の浅い者でも建機を操作できることは確認できた」と話している。
 ドローンで撮影した写真に3次元の点群データ処理を施し現況測量図をつくりそれを基に施工図(平面図、縦断図、断面図)を作成するシステムは使っていない。

新潟市/ICT活用現場を公開/中央環状線坂井工区、施工は廣瀬

《日刊建設工業新聞》

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