東京メトロ・銀座線リニューアル。下町・商業エリアは17年に、銀座駅は五輪前完成へ 画像 東京メトロ・銀座線リニューアル。下町・商業エリアは17年に、銀座駅は五輪前完成へ

インバウンド・地域活性

 東京メトロは、現在進めている銀座線の大規模リニューアル事業について、現時点での基本スケジュールをまとめた。先行して一部駅舎で工事が進む下町エリア(浅草~神田の7駅)、設計作業中の商業エリア(三越前~京橋の3駅)の主要駅では銀座線開業90周年の17年中の完工を予定。昨年6月にデザインコンペの入賞作品を選定した銀座駅は16年末まで設計を行い、17年初めの着工、2020年東京五輪開催前の完成を目指す。ビジネス(新橋~赤坂見附の4駅)に続き、トレンド(青山一丁目~渋谷の4駅)の各エリアも16年中にデザインコンペを実施する見通しだ。
 総額500億円を投じて進められる銀座線の大規模リニューアル事業の基本スケジュールについては、10日に都内で開いたコンペ審査員による講演会で同社の山村明義専務鉄道本部長が明らかにした=写真。
 先行する下町エリアのリニューアル工事では、上野駅(日比谷線側も含む)が大林組、浅草駅が佐藤工業の施工で昨夏から事業が進んでいる。
 設計作業が進む商業エリアの各駅も16年前半から順次着工する予定。銀座駅は17年初めの着工から3年程度の工期を見込む。
 ビジネスエリアでは周辺で行われる再開発事業と一体的に再整備する虎ノ門駅を除いた3駅を対象にデザインコンペを実施中。1次審査を通過した駅デザイン部門6作品(特別賞候補3作品は除く)の公開プレゼンテーションが10日に都内で行われた。4月11日に駅デザイン部門のほか、新橋駅にある「幻のホーム」活用アイデア部門の審査結果が発表される。
 入賞作品のデザインやアイデアなどを参考に設計作業を進め、17年後半に工事に順次着手する見通しだ。
 トレンドエリアではコンペの詳細は未定だが、16年後半に実施して17年初めから設計作業に入ることを想定している。
 各エリアの基本スケジュールについては各駅で異なり、一部の駅は五輪後もバリアフリー化などのリニューアル工事を継続して行う予定。
 山村専務は講演会で「五輪までにはリニューアル事業で銀座線を一新し、豊かな空間を味わってもらい、街の活性化や新たな需要の創出につなげていきたい」と意気込みを語った。

東京メトロ/銀座線リニューアル/下町・商業エリアは17年、銀座駅は五輪前完成へ

《日刊建設工業新聞》

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