石井啓一国交相会見/「実感できる復興」加速/東日本大震災から5年で 画像 石井啓一国交相会見/「実感できる復興」加速/東日本大震災から5年で

インバウンド・地域活性

 ◇常磐道4車線化へ近く具体策取りまとめ
 石井啓一国土交通相は、8日の閣議後の記者会見で、11日で東日本大震災の発生から5年が経過することについて、今後も基幹インフラの復旧・復興を確実に進めるなど「実感できる復興」の加速に取り組んでいく考えをあらためて表明した。
 安倍晋三首相から常磐自動車道の渋滞解消へ4車線化に向けた具体策をまとめるよう指示されたことにも言及。暫定2車線で供用中のいわき中央インターチェンジ(IC、福島県)~岩沼IC(宮城県)の暫定2車線区間の4車線化について、「有識者の意見を聞いた上で具体策を今週中にまとめ、効果的な対策を進めたい」と述べた。
 昨年3月1日に全線開通した常磐道は、暫定2車線区間があることにより国道6号を含めた渋滞の発生を招いている。首相の指示を受け国交省は4車線化の具体策を早急にまとめる。暫定2車線区間の4車線化は、昨年11月の政令改正で、国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議、国交相の諮問機関)の審議を経ず行えるようになっている。
 石井国交相は、「復興のシンボル」とされる復興道路・復興支援道路延長584キロのうち7割で開通または開通見込みが発表されるなど整備が着実に進んでいる状況も説明。鉄道もJR石巻線とJR仙石線が昨年開通しており、今後は全線復旧の方針が打ち出されたJR常磐線についても早急に開通時期を決める方針を示した。
 住宅再建も今春に災害公営住宅が約1万7000戸、高台移転の宅地約9000戸分が完成する見込み。応急仮設住宅の居住者がいることを踏まえ、地域のコミュニティー確保など、地域の実情に応じてきめ細やかに対応していく考えだ。
 風評被害を払しょくし、観光による復興加速に注力する方針も表明。東北の広域観光周遊ルートの形成に向けた支援や東北観光の魅力を海外に発信するなど、地域の観光資源を生かした振興を図る考えを示した。
《日刊建設工業新聞》

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