広島県/建設産業ビジョン案作成/競争力発揮など3分野で具体策と検討項目明示 画像 広島県/建設産業ビジョン案作成/競争力発揮など3分野で具体策と検討項目明示

インバウンド・地域活性

 広島県は、「広島県建設産業ビジョン2016」(案)を作成した。15日までパブリックコメントを実施し本年度内に成案化する。案では、「地域における社会資本整備の担い手が確保され続けている状態」の実現に向け▽確かな競争力を発揮する建設産業▽地域を支える建設産業▽持続可能な建設産業-の三つの取り組み分野を設定し、公共事業の市場環境整備を柱とした取り組み方針を定めている。
 本年度は、「建設産業ビジョン2011」の最終年度となることから、現行計画の成果と課題、さらに公共事業を取り巻く現状と将来予測を踏まえて、16~20年度を計画期間とする新たな計画を策定する。
 改定の方針としては、現行の建設産業ビジョンと入札制度中期計画を統合し、発注者による市場環境整備の取り組みを中心に置くとともに、県にとどまらず市町も含めた県内公共事業市場全体の環境整備を視野に取り組みを整理。地域の建設業者の存続のための柔軟な工夫を促進する。
 入札契約制度の基本である公正で透明な入札契約手続きの確保、不良不適格業者排除などの継続、建設工事の生産性や工事品質の確保・向上に向けた取り組みの充実・強化、建設産業従事者の確保・育成に向けた中・長期的スパンでの継続的取り組みをポイントに置いた。
 県の取り組み方針と主な項目は次の通り。
 【確かな競争力を発揮する建設産業】
 ▽技術力・競争力の高い事業者が受注できる環境整備=総合評価方式の対象拡大・運用改善、新技術・新工法の活用促進(老朽化対策など)
 ▽透明性の高い市場環境整備=契約手続き適正化・品質確保に向けた取り組み、不正行為の排除徹底(入札制度改正など)
 【地域を支える建設産業】
 ▽維持業務の制度整備=業務種類別になっている現行制度の統合整理など
 ▽地域状況に応じた制度運用=地域の状況に応じた制度運用の柔軟化、適正な受注確保に向けた制度の確立
 ▽発注者間連携推進=市町との連携の仕組みづくりと具体的な連携施策検討(資格統合、制度統一、共同発注、発注計画公表ほか)
 ▽地域内企業の企業間連携の促進=合併促進、協業化や地域維持型JVなど検討
 【持続可能な建設産業】
 ▽人材の確保・育成=労働環境の改善(社会保険未加入対策強化)、技術者・技能労働者の教育支援(教育訓練など)
 ▽経営改善の促進=公共工事の将来見通しの提示(整備計画など)、経営改善に向けた相談機会の確保、経営セミナーなど実施
 ▽生産性の向上=施工時期の平準化(債務負担行為の活用など)、地域での発注時期調整などの可能性検討・実施、不必要な重層下請の防止(施工体制台帳の確認など)、国の施策を受けた重層構造対策、適正な工期の確保
 ▽民間工事の品質確保=ダンピング対策の強化、品質向上に向けた建設業法上の指導・監督強化、業界との品質向上方策検討・実施。
《日刊建設工業新聞》

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