国交省、地方管理空港向け舗装維持管理手引作成、点検頻度設定や修繕施工手順解説 画像 国交省、地方管理空港向け舗装維持管理手引作成、点検頻度設定や修繕施工手順解説

マネジメント

 国土交通省は、地方自治体が管理している空港(全58空港)向けに作る滑走路などの舗装維持管理マニュアル案をまとめた。国や空港会社が管理している大規模な空港と比べ、技術者や経験年数の少ない自治体が管理している小規模空港は維持管理の体制もぜい弱なことから、初心者でも理解しやすいよう図や写真を多用し、点検の頻度を設定する方法や修繕工事の作業手順などをわかりやすく解説する。早期の正式決定を目指す。
 国交省によると、自治体管理空港に特化した舗装の維持管理マニュアルを作るのは、15年度に本格始動した空港の戦略的な維持管理の対策が遅れているため。直近の1月時点でまとめた空港管理者別の対策進ちょく調査によると、国や空港会社が管理しているすべての空港でPDCA(計画・実行・評価・改善)のサイクルに沿った維持管理が実施されているのに対し、自治体管理空港は半分の30空港にとどまっている。
 マニュアルの対象を舗装に特化したのは、空港の基幹施設となる滑走路や誘導路などの維持管理を適正かつ着実に実施してもらうためだ。
 マニュアル案によると、舗装の巡回点検頻度の設定は、供用年数や現場条件、人命・航空機への影響度合いを総合的に勘案してから行うとする。参考として3年に1回の巡回点検を基本としている国管理空港の事例も紹介している。
 修繕工事については、代表的な使用材料や施工機械、作業手順をそれぞれ解説。アスファルト舗装表面の施工では機能と効率性を兼ね備えた代表的な工法として、凹凸の不良部分を削り取ってから舗装までを即日で仕上げる切削オーバーレイ工を紹介する。
 マニュアルには、舗装の変状の形態・要因・レベル、巡回点検の評価方法とその結果に基づく具体的な措置の決め方、点検や修繕工事などの結果の記録方法なども収録する方向だ。

国交省/地方管理空港向け舗装維持管理手引作成/点検頻度設定や修繕施工手順解説

《日刊建設工業新聞》

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