清水建設、特定天井対応の耐震天井構工法開発、躯体と天井ボードを直結 画像 清水建設、特定天井対応の耐震天井構工法開発、躯体と天井ボードを直結

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 清水建設は7日、脱落防止対策が求められる特定天井を低コスト・短工期で構築する耐震天井構工法を開発したと発表した。斜め部材(ブレース)で躯体と天井ボードを直接連結するのが特徴。建物の揺れと共振しにくい剛性の高いつり天井を実現する。構造安全性について日本建築センターから一般評定を取得。今後は同構工法を特定天井の標準仕様に位置付け、設計施工案件を中心に適用していく考えだ。
 特定天井は脱落によって重大な危害を生ずる恐れがある天井。高さ6メートル、面積200平方メートル、1平方メートル当たりの重量2キロを超えるつり天井と定義され、国土交通省の告示(771号)で地震時の天井脱落防止対策を義務付けられている。
 告示の技術基準を満たす特定天井対応つり天井はブレースが過密になり、コストも一般のつり天井の7倍程度と実用的ではない。このためつり天井に代えて、躯体と緊結した鉄骨下地に天井ボードを直貼りする「ぶどう棚天井」を採用するケースもあるが、一般つり天井と比較してコストが10倍以上、工期も倍以上になるという。
 そこで同社は一般つり天井と比べてコストが2~3倍程度、工期が同程度となる特定天井対応の耐震天井構工法「リニアブレース」を開発した。専用の固定金物を介し、ブレース材の上端を構造躯体に、下端を天井ボードに固定し、つり天井の剛性を高めるのが特徴だ。
 天井ボードにビス留めした下端部固定金物を起点に2本のブレースをV字状に設置し、ブレース上端の固定金物を上階スラブなどの支持構造部にアンカーやボルトで接合する。耐震ブレースを天井面積20~25平方メートルに一対の割合で配置すると、特定天井に求められる耐震性能を確保できる。
 剛性が極めて高いため、告示の仕様基準で60ミリ以上と規定されている天井周囲のクリアランスを、10~20ミリ程度で設計することも可能だ。これによって天井内部の気密性が高まり、省エネに寄与。天井裏からの粉じんの飛散防止、音楽ホールなどの音響性能の向上などの効果も発揮する。
 同社は今回の開発に当たり、ブレース固定金物の開発・製作について上端部でエヌパット(大阪市港区、生野真社長)、下端部で能重製作所(東京都墨田区、能重彰彦社長)の協力を得た。施工方法の検討などは子会社のミルックス(東京都中央区、松井啓治社長)と共同で行った。

清水建設/特定天井対応の耐震天井構工法開発/躯体と天井ボードを直接連結

《日刊建設工業新聞》

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