国交省、コンクリート工事の生産性向上へ…規格標準化など議論 画像 国交省、コンクリート工事の生産性向上へ…規格標準化など議論

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 国土交通省は、コンクリート工事の生産性向上に向けた課題や取り組み方針などを議論するため、有識者を招いて「コンクリート生産性向上検討協議会」(会長・前川宏一東大大学院教授)を設置する。生産性を飛躍的に高めて魅力ある建設現場を目指す施策「i-Construction」の一環。協議会は3日に初会合を開き、規格の標準化や設計手法のあり方などについて検討をスタートさせる。
 初会合では、▽コンクリート工の生産性に関する現状▽生産性向上のメニュー・課題▽全体最適のあり方-をテーマに議論する。
 コンクリート工事の生産性向上について国交省は、「現場打ちの効率化」と「プレキャスト(PCa)の進化」の両面から検討する方向性を示しているが、各種工法を採用する上での考え方や鉄筋のプレハブ化などを採用する際の範囲や留意点が未整理のままとなっている。
 このため、16年度から17年度にかけて、サイズや接合部に求められる性能を示す規格の標準化を念頭に置きながら、プレハブ化や鉄筋の配筋などに関するガイドラインを作成する方針。中期的には、全体最適のための規格の標準化や設計手法のあり方、工期短縮の効果の評価手法も検討することにしている。
 i-Constructionについて国交省は、昨年12月に有識者でつくる「i-Construction委員会」(委員長・小宮山宏三菱総合研究所理事長)を設置。年度内に生産性向上に関する報告書をまとめる予定だ。
 同委員会と並行し、情報通信技術(ICT)を建設現場の全工程に導入することを目的として、ICT導入協議会(議長・建山和由立命館大教授)も2月に発足させている。施工時期の平準化についても、債務負担行為や予算の繰り越し制度を発注機関に促すなどの取り組みを進めている。
 検討協議会のメンバー(会長除く)は次の通り。
 ▽綾野克紀岡山大大学院教授▽石橋忠良ジェイアール東日本コンサルタンツ会長▽小澤一雅東大大学院教授▽橋本親典徳島大大学院教授▽久田真東北大大学院教授。

国交省/コンクリ工事の生産性向上へ/3月2日に検討会初会合、規格標準化など議論

《日刊建設工業新聞》

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