東洋建設、3D情報活用のグラブ浚渫管理システム開発、高効率・高精度施工 画像 東洋建設、3D情報活用のグラブ浚渫管理システム開発、高効率・高精度施工

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 東洋建設は2月29日、グラブ浚渫工事向けに3次元(3D)情報を駆使した新しい施工管理システムを開発したと発表した。浚渫する目標深度を3D情報として設定することで、のり面部でバケットの平面位置から演算した目標浚渫深度とバケット刃先深度との差をリアルタイムで表示できる。このガイダンスに従って施工することで、のり面の勾配に合わせて過不足なく掘削することが可能になり、浚渫精度の向上につながる。
 開発した「グラブ浚渫トータル施工システム」は、3D浚渫施工管理システムと3Dグラブバケットで構成される。
 従来のグラブ浚渫では、グラブバケットの平面位置と深度を計測し、掘り跡を記録する。これに対し、3D浚渫施工管理システムでは、目標の浚渫深度をあらかじめ3D情報として設定しておくことで、グラブバケットの平面位置から目標の浚渫深度を表示する。
 3Dで掘り跡の表示が可能。「不足」「適正」「過掘り」を色分けして表示でき、浚渫作業の状態が把握しやすい。岸壁・防波堤などの構造物や浚渫が必要となる範囲の表示もできるという。
 3Dグラブバケットは、のり面の勾配に合わせバケットを傾けて浚渫できるのが特徴。浚渫厚に応じて容量を変えることもできる。
 具体的には、バケットに取り付けたシェルカバーを上下に移動させることで、容量を25立方メートルと20立方メートルに切り替える。シェルカバーの内側に直方体の鋼製枠があり、鋼製ふたをボルト止めすることで、容量を15立方メートルまで減少させることも可能という。
 国土交通省中国地方整備局が発注した「広島港廿日市地区航路(マイナス12メートル)浚渫工事」に導入した結果、出来形精度の向上につながることを確認した。高精度に効率よく施工でき、汚濁防止対策にも有効として、積極的に現場に導入していく。

東洋建設/3D情報活用のグラブ浚渫管理システム開発/高効率・高精度施工

《日刊建設工業新聞》

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