若手土木技術者向けネット講座、前田建設が開講 画像 若手土木技術者向けネット講座、前田建設が開講

人材

 前田建設は現場の若手土木技術者に新たな教育機会を提供するため、ウェブ会議システムを活用した技術講座を開講した。講師の専門技術者と現場の若手とが双方向で交流できるライブ中継形式を採用=写真。11分野・55講座を用意し、基礎知識から同社の経験を踏まえた実務知識、トラブル事例なども掲載したオリジナルテキストを使い、固有技術の定着・普及も図る。若手の学びの意欲を喚起し、丁寧に教育することで技術力を向上。資格取得もサポートする。
 技術講座は、講師を務める本店の専門技術者と現場に配属された若手技術者が顔と顔とを合わせ、双方向にコミュニケーションしながら講義を進めるのが特色だ。両者の距離を縮め、講義内容や質疑を深めるほか、世代を越えた交流を促す効果も発揮。さらに初任配属で不安の大きな新入社員や遠隔地に配属された若手社員の様子をウェブカメラを通じて定期的に確認するなど、心身の状況を見守るツールとしても期待できる。
 対象者は入社10年目までの土木技術者。週に2~3日、月に約10回の講座を開講する。時間は就業時間後の午後7~8時で、1講座当たり1時間。受講者は自身の都合や興味に応じて自由に講座を選択できる。10年間ですべての講座を受ける。
 講座内容は、▽土質・基礎(11講座)▽コンクリート(8講座)▽鋼材(2講座)▽山留め(8講座)▽仮桟橋・路面覆工(4講座)▽型枠支保工(4講座)▽足場(3講座)▽トンネル(5講座)▽地質・岩盤(6講座)▽環境基礎(3講座)▽建設廃棄物(1講座)-の11分野・55講座。テキストには現場の知識やトラブルなどを反映させており、現場に役立つ技術が身に付く内容となっている。
 14年末に試行を始め、15年2月から本格運用。16年1月までに112回の講義を開き、累計1512人が受講しているという。
 このほか最大500人が同時受講できるウェブシステムによる技術セミナーや、資格取得支援セミナーも開催している。若手のスキル向上や資格取得の支援、現場での悩み相談などを目的に、10年目までの若手一人一人に本店のトレーナーを就け、定期的な電話面談も実施。現場での不明点をすぐに本店の専門技術者に問い合わせできる環境を構築するだけでなく、若手社員の「見守られ感」の増加により業務に対するモチベーションアップにもつなげていく考えだ。

前田建設/若手土木技術者向けネット講座開講/学びの意欲喚起、資格取得もサポート

《日刊建設工業新聞》

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