16年度のセメント需要は横ばい、建機は2年連続減か 画像 16年度のセメント需要は横ばい、建機は2年連続減か

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 16年度のセメントと建設機械の需要見通しが25日、それぞれの業界団体から発表された。セメントの国内需要は15年度見込みからほぼ横ばいと予想。建機の本体出荷額は2年連続の減少になる。
 セメント協会(関根福一会長)が発表した16年度のセメント需要見通しによると、国内需要は4300万トンと15年度の需要見込みと同水準。
 国内需要のうち、官需については、国の16年度予算案で公共事業費が大きくは伸びず、工期も長期化しているとして、2100万トン(15年度見込み2170万トン)に減少すると予想している。民需については、住宅投資が17年4月の消費増税を控えた駆け込み需要が見込まれ、2020年東京五輪関連工事が16年度後半にも始まるとして、2200万トン(15年度見込み2130万トン)に増加すると予測した。
 輸出は、需要が旺盛なアジア・オセアニア向けで引き合いが期待できると予測。15年度見込み1050万トンに対し、150万トン増の1200万トンと見込んでいる。
 一方、日本建設機械工業会(藤岡純会長)が同日発表した16年度の建設機械の需要予測によると、補給部品を除く本体(主要10機種)の出荷額は、15年度見込み(1兆9932億円)から2年連続減少となる1兆9568億円(前年度比2%減)と予測した。出荷額全体が2兆円を割り込むのは2年連続となる。
 内訳は国内が8357億円(3%減)、輸出が1兆1211億円(1%減)。国内は3年連続、輸出は2年連続でそれぞれ減少する見通しだ。
 正会員の建機メーカー69社を対象に1月時点で行った需要予測調査の結果を集計した。
 16年度の国内は、官民の建設投資や東日本大震災の復興事業などで建機需要も一定量見込めるものの、ミニショベルやトラクターなど小型エンジンを積んだ一部機種で、11年排ガス規制の猶予期限終了に伴う駆け込み需要の反動減が出ると予想。出荷額は、上期が4010億円(前年度同期比5%減)、下期が4347億円(3%減)と前年度を下回る。
 藤岡会長は記者会見で国内市場について「排ガス規制の影響でリース会社が買い控える傾向が強く、それが需要の押し下げ要因の一つになっている」との見方を示した。

16年度のセメント需要、横ばい見通し/建機は2年連続減予想/セメ協、建機工

《日刊建設工業新聞》

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