立体交差構築時の大断面工事に対応、コスト減の新型掘削機開発 画像 立体交差構築時の大断面工事に対応、コスト減の新型掘削機開発

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 鹿島は24日、都市部の立体交差などを構築するアンダーパス工法「R-SWING工法」で使用する掘削機として、大断面工事に対応可能な「3連揺動型掘削機」を開発したと発表した。既存の2連型に、掘削機ユニットを1機新たに取り付けて3連型とした。すべての掘削ユニットを新規に製造する場合と比較して11・7%のコスト削減を図ったという。3連型は5月から東京都内の工事に適用する予定。
 R-SWING工法は、11年に開発。トンネルのアプローチ部とアンダーパス部を一度に構築できる四角形断面の揺動型掘削機を用いた工法で、地上発進・地上到達が可能。掘削機上部に装着した可動式屋根(ルーフ)を突き出した状態で先行掘削することにより、地盤沈下などを防止。周辺環境への影響を最小限に抑える。ルーフの長さは最大1500ミリ。
 掘削機は、本体部とルーフ部を基本ユニットとし、断面の大きさに応じて応じてブロックのように組み合わせることができる。掘削機本体の製作は、グループ会社のカジマメカトロエンジニアリング(東京都港区、鶴岡松生社長)が担当した。
 これまで、2連型(幅4・85メートル×高さ3・6メートル)で工事を行ってきたが、大断面工事の掘削効率を改善するために3連型(幅7・25メートル×高さ4・275メートル)を開発。掘削機ユニットを新たに取り付けたのに加え、ユニット間にスペーサーなどを挟み込むことで、断面の大きい工事にも対応できるようにした。
 各ユニット間の接続はすべてボルト締めのため、組み立て時の溶接や解体時のガス切断作業は不要。組み立て時に溶接が必要な掘削機を利用した場合と比較して工程をほぼ半分に短縮できる。各ユニットごとに運搬できるため、効率的な輸送も可能になる。
 3連型は、都内で三井不動産が計画している「新日比谷プロジェクト」で建設されるビルと東京メトロ日比谷駅を結ぶ連絡通路約40メートルの掘進に5月から使用される予定。工事名称は「(仮称)新日比谷計画事業と日比谷線及び千代田線日比谷駅鉄道施設整備等に伴うその2土木工事」。発注者は東京メトロ、施工者は鹿島、工期は14年12月26日~17年8月25日。
 同社によると、掘削機は4連まで接続可能で、その場合は掘削機ユニットを1機新規に製造する必要がある。今後、都心部でさらに大きい断面の工事発注があった場合も柔軟に対応することができるという。

鹿島/アンダーパス工法用の新型掘削機開発/3連接続で掘削幅拡大、コスト減可能に

《日刊建設工業新聞》

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