外からだけの脅威だけではなく、内側からの脅威に対処することが重要! 画像 外からだけの脅威だけではなく、内側からの脅威に対処することが重要!

IT業務効率

 従来型のセキュリティとは、PCにアンチウイルスソフトなどを導入し、外部ネットワークと内部の端末との境界にゲートウェイを置く方式を採用してきた。しかし、ビジネスの現場でスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器、さらにはクラウドの利用が進むことで、“内”と“外”の境界が曖昧になってきている。そこがマルウェアなどの“脅威”が侵入する経路となっているようだ。

 東京・御茶ノ水のソラシティカンファレンスで開催されたセミナー「顕在化した企業無線LANの脆弱性とは、次世代セキュリティ無線LANの必要性」では、フォーティネットジャパンの山田麻紀子氏が登壇。無線LAN段階でのセキュリティを呼びかけた。

■「勝手に持ち込まれた端末がある」ことを前提に構築すべき

 山田氏はまず、「無線LANは利便性が高く、普及も進んでいる。だからこそ、最近は無線LANを介したハッキングやクラッキングといった脅威が増えている」として、最近の無線LANに関係するハッキング事件を紹介した。

 住宅地や集合住宅では、無線を検索すると複数の無線を拾うことが多い。それらは通常WEPなどで暗号化され、保護されていると考えている人が多いが、実は解析ツールを使った“乗っ取り”が可能だ。山田氏はまさにそういった事例を紹介しつつ、「ハッキングのターゲットは企業や省庁といったところばかりではなく、個人もターゲットにされるケースが目立っている」と警鐘を鳴らす。

 また、「業務で私物のPCやスマートフォンを使うことを禁止されている会社の従業員にアンケートをとったところ、実は6割以上が『使ったことがある』と回答している」とし、「会社がいくらセキュリティを強化しても、使っていないはずの機器のセキュリティは当然除外されている」と、ここにも脅威が侵入する可能性を指摘する。

 「だからこそ、企業側の無線LANには『勝手に持ち込まれた端末がある』ということを前提にしたセキュリティ対策を構築しなければならない」と話す。

《関口賢/HANJO HANJO編集部》

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