農水省有識者会議、和食文化の継承へ4提案まとめる 画像 農水省有識者会議、和食文化の継承へ4提案まとめる

マネジメント

 和食文化の保護・継承に向けて、農水省の有識者会議が23日、食育関係者向けの4項目の提案をまとめた。普段の食事から和食について考えるチェックシートの活用を広めることなどが柱。若い世代に和食に向き合ってもらうため、母親同士で話し合う機会づくりや、スマートフォン(多機能携帯電話)の有効利用も呼び掛ける。同省は3月にもパンフレット化し、食育を手掛ける団体に配布する方針だ。


 「和食」の保護・継承推進検討会(座長=熊倉功夫静岡文化芸術大学学長)がまとめた報告書に、提案を盛り込んだ。昨年9月から計8回会合を重ね、和食文化の継承策を検討してきた。

 報告書案は「和食文化を守る。つなぐ。ひろめる。」の名称で、和食が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されるなど、世界的に注目されていると紹介。一方、検討会のアンケートで和食を「教わった」と答えたのは3割にとどまり、継承が進んでいない実態も示した。

 和食文化の保護・継承活動を本格化させるため、検討会は4項目の提案を作成した。柱の一つが、食材や調理などの観点から普段の食事に含まれる和食の要素を考えるチェックシートの活用だ。食育の場で利用してもらい、優良事例や効果的な活用方法をまとめ、国民の和食文化への理解を深めたい考え。

 子育て世代への和食文化の継承に向けて、参加型ワークショップの開催も提案。和食を作ったり、子どもたちに継承するアイデアを話し合ったりする場と位置付ける。活動を通じて身近に取り組める継承策を考えてもらい、子育て世代に波及させたいとした。

 この他、若年層向けにスマートフォンなどのゲームで和食文化を発信する方法を提案。全国各地の和食文化の保護・継承活動の優良事例の紹介も有望視した。

和食継承へ4提案 チェックシート活用 農水省有識者会議

《日本農業新聞「e農net」》

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