国交省、道路老朽化対策の技術基準作り着々 画像 国交省、道路老朽化対策の技術基準作り着々

マネジメント

 国土交通省が14年度に本格始動した道路の老朽化対策を促す技術基準作りが進んできた。14年6月に橋梁とトンネルの定期点検要領をそれぞれ作ったのを皮切りに、ここに来て道路機械設備延べ10種類の点検・整備・更新マニュアル案がまとまった。今夏までに作る舗装、土工構造物、小規模付属物に関する点検要領の策定方針もそれぞれまとめた。
 道路機械設備の点検・整備・更新マニュアル案と舗装などの点検要領の策定方針が、22日に開かれた社会資本整備審議会(社整審、国交相の諮問機関)道路分科会道路技術小委員会(委員長・三木千壽東京都市大学長)で報告された。道路機械設備のマニュアルは今月中にも正式決定する。
 道路機械設備のマニュアル案を見ると、まず対象施設に延べ10種類を選定。次に事故・機能損失時の被害想定規模に応じ、採用する対策手法を振り分けた。
 被害想定規模が比較的大きい6種類(トンネル換気設備、トンネル非常用設備、道路排水設備アンダーパス排水設備、消融雪設備、道路用昇降設備、車両計測設備)の対策は「予防保全型」、小さい4種類(道路排水設備、地下横断歩道排水設備、共同溝付帯設備、機械式駐車場設備、車両重量計設備)の対策は「事後保全型」に振り分けている。
 国交省は今後、予防保全型に振り分けた施設の方から、点検・整備・更新を優先して進めていく方針。限られた道路管理者の予算と人員を戦略的・効率的に投入できるようにする。
 併せて、整備・更新を行う道路機械設備の優先度を判断しやすくするため、マニュアル案で点検判定結果の表示方法を○(良好)、△(異常傾向あり)、×(故障)の3段階表示に統一することも定めた。
 このほか、今夏までに作る舗装の点検要領には、交通量に応じたアスファルト舗装の基本使用年数の設定や、修繕実施時期を検討する使用年数の目安などを盛り込む方針。土工構造物の点検要領には、豪雨後など異常時点検の実施などを新たに定める方向だ。

国交省/道路老朽化対策の技術基準作り着々/機械設備マニュアル案まとまる

《日刊建設工業新聞》

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