米建築家協会名誉フェロー会員に佐野吉彦氏、「日米の橋渡しに」 画像 米建築家協会名誉フェロー会員に佐野吉彦氏、「日米の橋渡しに」

インバウンド・地域活性

 米国建築家協会(AIA)は2016年名誉フェロー会員の称号を佐野吉彦氏(安井建築設計事務所社長)に授与すると発表した。AIAの活動などに多大な貢献をした建築家に贈られる称号で、5月に米フィラデルフィアで開くAIA大会で授賞セレモニーが行われる。佐野氏は日刊建設工業新聞社などの取材に「心より敬愛するAIAからの授与は非常に光栄で誇りに思う」と喜びを語った。
 AIAは約8万5000人の会員を擁し、毎年130人前後のフェロー会員と、6~7人ほどの名誉フェロー会員を選出している。名誉フェロー会員は米国籍を保有しないか、米国に居住していない建築家が対象。建築設計の優れた実績があることに加えて、建築分野と社会に大きく貢献した建築家に授与される。
 佐野氏は建築家としての設計活動だけでなく、国内外で建築団体の活動にも積極的に参加。米国では1990年代半ばにAIA国際会員となり、AIAと日本建築家協会(JIA)の定例会議メンバーも務める。07年のAIA大会(サンアントニオ)で日本の多様な発注方式をテーマに講演。11、14年には、AIA大会に合わせて開かれた各国・地域の建築家協会代表らが集まる会議にも出席した。日本で東日本大震災が起きた11年のAIA大会(ニューオリンズ)では「災害後の新しいビジョンの構築」と題した講演を行っている。
 今回の称号授与について佐野氏は「AIAにはデザイン、組織、BIMなどに関わる多くのことを学んできた。気持ちとしては“母校”から、そして安井建築設計事務所が認められて頂ける称号だと思っている」と感想を話す。その上で「日本と米国の建築界は大事な関係にあり、これからもぜひ橋渡しの役割などを果たし、次の世代にも担ってほしい」と語った。

米建築家協会/名誉フェロー会員に佐野吉彦氏選出、「非常に光栄で誇り」

《日刊建設工業新聞》

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