土木工事の設計、16年度から“赤黄チェック”本格導入 画像 土木工事の設計、16年度から“赤黄チェック”本格導入

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 国土交通省は16年度から、直轄土木工事の詳細設計時の照査方法として「赤黄チェック」を本格導入する。事業の川上段階で行われる設計業務でミスを減らし、工事の品質確保につなげる。これまで実施してきた試行の成果を標準歩掛かりの見直しに反映。これを踏まえて設計業務の契約書の一つである土木設計業務等共通仕様書(案)に赤黄チェックを位置付け、詳細設計の中で実施する業務として明確化する。
 赤黄チェックは、設計図、設計計算書、数量計算書などについて、相互の整合を確認することで間違いを修正する照査手法。修正箇所を黄色で消した上で赤字で訂正することから名付けられた。設計図の不具合の主要因とされる単純ミスを予防するのに有効な作業とされる。
 詳細設計時の照査として行われる赤黄チェックはこれまで、受注者の任意の作業だった。設計業務の標準歩掛かりや仕様書に位置付けられる今後は、詳細設計の契約時に発注者から示される必須の作業項目の一つとなる。
 国交省は本年度、試行結果を踏まえた赤黄チェックの歩掛かり調査と分析を行っている。試行結果によると、導入しない業務と比較した場合、設計の不具合の発生が半減するという成果が得られている。特に、設計計算ミス、図面作成ミス、数量計算ミスなどの削減につながっており、受発注者双方に行ったアンケートでも「効果がある」との回答が多かった。
 ただ、「一定の作業時間が必要」「標準歩掛かりにおける照査の人工数では実態との乖離(かいり)が大きい」といった受注者側の意見もあり、発注者側の積算上の対応が求められていた。

国交省/赤黄チェック、16年度から本格導入/土木の設計照査、共通仕様書で必須に

《日刊建設工業新聞》

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