名古屋市で建設女性の活躍フォーラム、若手技術者が現場の魅力語る 画像 名古屋市で建設女性の活躍フォーラム、若手技術者が現場の魅力語る

インバウンド・地域活性

 日本建設業連合会(日建連)は17日、「女性活躍推進フォーラム」を名古屋市東区のメルパルク名古屋で開いた。吉居里奈子ライフスタイル・ウーマン社長の基調講演と5人の若手女性技術者にSKE48の二村春香さんを交えたパネルディスカッション=写真=が行われた。
 会場の約200人は、ほとんどが会員会社、行政、学校などから参加した女性。現場で生き生きと働く女性技術者の話を熱心に聞いていた。
 冒頭、日建連けんせつ小町委員会けんせつ小町部会長を務めている北井久美子三井住友建設取締役があいさつし、日建連の活動やフォーラムの狙いを紹介した。
 吉居社長の基調講演は「よくばりな女性のワークスタイル」がテーマ。自らの体験も踏まえ、仕事と生活のどちらも大事にできる働き方を説いた。
 パネルディスカッションでは、吉居社長がコーディネーター、清水建設の竹下由希子さん、大林組の柴田瀬奈さん、大成建設の山田弥生さん、鹿島の河根茉央さん、中部地方整備局の堀裕季子さん、二村さんがパネリストを務めた。
 一般の人が抱く建設業の3Kイメージについて、女性技術者たちは「機械化、効率化が進み、安全計画も綿密に立てられている」「女性用にトイレや休憩所が整っている」「作業着が土で汚れるが、決して不衛生ではない」とイメージとのギャップを紹介。
 働きがいについては、全員が「現場が日々変化し、構造物や建物が出来上がっていく。自分がそれに携わっていることにやりがいを感じる」「職人さんたちとのコミュニケーションが楽しい」と話した。
 仕事と家庭の両立について、パネリストで唯一結婚、出産を経験した堀さんは「育休、時短といった制度が整ってきた。それをうまく利用することと、周囲の人たちの協力が大切」と言い、サポート体制の重要性を説いた。
 また、全員が将来も「仕事を続けたい」と語り、女性の活躍については「建設業のやりがい、達成感の素晴らしさを後輩に伝えたい」「女性の意見を聞いてもらえる環境になってきた。どんどん意見を出せば、職場が変わっていく」と前向きに語った。
 フォーラムの一環として建設業の職場も体験した二村さんは「女性も十分働ける職場。男性社会という認識が変わった」と話した。
 閉会あいさつでは、井上和幸日建連中部支部長が「女性の活躍推進は待ったなしの状況。ソフト・ハード両面で制度を拡充していく」と語った。
 フォーラムの参加者は「現場に従事しているが、他社とはあまり接触がない。貴重な話を聞けた」「女性が意見を出す大切さを実感できた」などと話していた。

日建連/名古屋市で女性活躍フォーラム開く/若手技術者が現場業務の魅力紹介

《日刊建設工業新聞》

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