主要ゼネコン15年4~12月期決算、民間受注好調、大半が通期の7割超達成 画像 主要ゼネコン15年4~12月期決算、民間受注好調、大半が通期の7割超達成

マネジメント

 主要ゼネコン26社の15年4~12月期決算が15日までに出そろった。公共工事が緩やかに減少する中、底堅い民間住宅・設備投資に支えられ受注環境は堅調だが、業績の先行指標となる受注高(単体ベース)は16社が前年同期より減少した。前年同期に国内土木で大型案件を受注した反動が減少の主因。民間工事の受注は前年同期を上回る社が目立った。大半の社は受注計画の進ちょく率が7割を超えた。
 多くの企業が、期初に豊富な手持ち工事があり、施工体制を考慮し、通期では前年を下回る受注目標を掲げてスタート。そうした中で受注高全体を大きく伸ばしたのは、海外で大型工事を受注したフジタ(前年同期比66・5%増)や東洋建設(55・4%増)、奥村組(49・0%増)など。フジタと奥村組、東亜建設工業は国内の公共土木・建築、民間土木・建築いずれも前年同期を上回った。
 公共土木は、前年に東京外かく環状道路(外環道)都内区間の本線トンネル工事の受注があった影響で18社が減少。民間土木は、15社が増加した。東洋建設は「震災復興事業や国際競争力強化に向けた港湾インフラ整備事業などの受注に注力した」として、公共、民間とも伸ばした。
 公共建築は、国の機関からの受注を積み上げた大林組など13社が増加。民間建築も前期を上回る社が多く、鹿島や青木あすなろ建設など17社が前年を上回った。4~12月期の受注高で民間建築の占める割合は、内訳を公表していない社を除く24社平均で51・4%。
 通期目標は半数以上の社が前年を下回ると予想。数社が業績を上方修正したが、受注目標は大半が据え置いた。東洋建設は通期の単体受注高の予想を昨年5月の公表値から190億円増やした。
 五洋建設は、昨年同期に海外で複数の大型工事を受注した反動もあったが、通期では予想を200億円上回る4000億円を目標に据える。東亜建設工業は、通期受注高目標1670億円を12月時点で91・1%まで達成。鹿島や前田建設、東急建設、東洋建設などが8割を超えている。

主要ゼネコン/15年4~12月期決算/民間建築の受注好調、大半が通期の7割超達成

《日刊建設工業新聞》

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