“「ななつ星」の産みの親”JR九州・唐池恒二会長が語る「ビジネスと『気』」 画像 “「ななつ星」の産みの親”JR九州・唐池恒二会長が語る「ビジネスと『気』」

インバウンド・地域活性

 2月3日から5日まで、ザ・プリンスパークタワー東京で開催された「実践ソリューションフェア2016」(大塚商会が主催)。2月3日には「夢みる力が『気』をつくる~クルーズトレイン『ななつ星in九州』はいかに生まれたか~」と題し、九州旅客鉄道株式会社の唐池恒二代表取締役会長による特別セミナーが実施された。

 JR九州が2013年10月から運行しているクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」。この日のセミナーでは、同列車の企画から運行まで自ら指揮を執った唐池氏が、ビジネスにおける「気」の重要性を、「気」の結晶だという「ななつ星 in 九州」誕生のエピソードと共にユーモアを交えて語った。

■「世界一の列車を作ろう」
 「ななつ星 in 九州」について「JR九州グループ全社員の思いが込められた車両」と語る唐池氏。北斗七星の和名から命名され「新たな人生にめぐりあう、旅」をコンセプトとした同列車は、最低でも1人25万円(第8期)が必要な高額な料金設定にもかかわらず平均倍率が30倍を超える圧倒的な人気ぶり。唐池氏は「ななつ星 in 九州」を「世界一の列車を作ろう」との思いを共有して作られた車両であると話す。

 「ななつ星が出来上がる前の2か月間は戦場ですよ」と当時を振り返った唐池氏。「デザイナーが職人さんと胸ぐらを掴むぐらいの喧嘩をする。(内装が)5ミリでも場所が違ったらデザイナーは怒るんですが、職人さんは彼らは哲学を持っていますから、その哲学で世界一の列車に貢献しようとする。お互いの哲学がバトルを生んで、その中で生まれたのがななつ星の車両です」と最高の目標に向かって、妥協を許さない制作を続けた舞台裏を明かした。

■「気」はどこから生まれるのか
 このセミナーでテーマとなったのは「気」。「車両を作る人、サービスする人、それを取り巻く社員の『気』を込めて、世界一という夢に向かって皆が進みました」と語る唐池氏だが、「気」とはどのようなもので、果たしてどこから生まれるのか?

 屋久島の「もののけ姫」のモデルとなった森を例に挙げ「その森は鬱蒼として、谷川があり、水が流れている。足を踏み入れると、森自体が『気』を持っているのを感じます」と「気」という概念に触れた唐池氏。また「街で『旬のタレントさん』をたまたま見かけると、やはり何かが輝き、オーラが出ていますよね」と「気」がオーラのように人間から発するものであると指摘する。
《本折浩之/HANJO HANJO編集部》

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