第10次卸売市場整備基本方針で研究会、経営戦略の確立を

マネジメント

 市場関係者などでつくる「市場流通ビジョンを考える会」は12日、東京都大田区で、第10次卸売市場整備基本方針をテーマに研究会を開いた。10次方針では経営戦略の確立として輸出などのビジネスモデルを盛り込んでいる。農水省卸売市場室の大豆生田清志室長は「対象施設には支援を検討していきたい」と戦略の構築を促した。
 10次方針は来年度から5年間の市場の方向性を示している。柱は、開設者や卸売会社、仲卸などが一体となった経営戦略の確立だ。その具体化をビジネスモデルなどとして示している。

 輸出については、将来性を期待する市場関係者が多い。一方で、中央卸売市場は開設区域が設けられており、研究会では「輸出だと区域外になり妥当なのか」などの声が上がり、開設区域の見直しを求めた。これについて大豆生田室長は「市民への安定供給のため、開設区域の設定は必要」とした。

 また、10次でも「商物一致」の原則は残ったが、鮮度維持や物流コストの観点から、見直しを求める声が市場関係者から多い。ただ、電子商取引の場合など例外もあることから、「まずは例外があることを周知し、その上で問題をあぶりだしたい」と述べた。

 各市場に求める経営展望の策定について、大豆生田室長は「モデル事例は公表し、(策定が)進まないところは、洗い出しを進めていきたい」と話した。

経営戦略の確立を モデル構築促す 第10次市場方針研究会 農水省

《日本農業新聞「e農net」》

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