「食と農の景勝地」で訪日客を農村へ、16年度に認定第1弾 画像 「食と農の景勝地」で訪日客を農村へ、16年度に認定第1弾

インバウンド・地域活性

 農水省は12日、地域の食と農業、景観などを一体的に「食と農の景勝地(仮称)」として認定し、外国人観光客を農村に呼び込む仕組みの骨格を有識者会議に示した。農業や観光業など地域の関係者組織が、来訪者数目標や推奨ルートなどを盛り込んだ計画を作り、農水省が認定する。来月の有識者会議で名称を含めた仕組みを決定し、2016年度に第1弾の認定を行う予定。
 農水省が同日示した「景勝地」の実施要領では、年々増加する訪日外国人旅行客を地方に呼び込むことで、農産物の需要拡大や農山漁村の所得向上につなげることを目的とする。

 核となるのは郷土料理など地域に伝統的な食と、その食を支える農林水産業。さらに食や農と関係する棚田などの景観、祭りや踊りなどの文化といった地域資源と結び付けて一体的に「景勝地」として認定する。

 地域の関係者でつくる組織が今後5年間の取り組み計画を農水省に申請し、民間有識者による審査を経て農水省が認定する仕組みとする。計画では、国別旅行者数など各地域の目標、景勝地の品質を保つためのチェック体制を盛り込む必要がある。棚田などの景観が、食や農と歴史的に結び付いていることを説明する必要もある。

 海外に「景勝地」の概念を分かりやすく伝えるため、英語名称は引き続き検討する。同日の会合では有識者から「食を前面に出しながらも、それを農林水産業が支えていると発信できるかが大切」との意見が出た。

食・農で「景勝地」に 16年度に認定第1弾 農村に訪日客呼び込め 農水省骨子

《日本農業新聞「e農net」》

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