【インタビュー】地産の真珠をブランド化した「HIME PEARL」――愛媛県漁連、平井義則氏 画像 【インタビュー】地産の真珠をブランド化した「HIME PEARL」――愛媛県漁連、平井義則氏

インバウンド・地域活性

 愛媛県漁業協同組合連合会(以下、県漁連)は、ベストパールプリンセス2016授与式を2月9日に都内で開催した。ベストパールプリンセス授与式とは、今最も光輝く女性に、真の大人への入り口として、愛媛県宇和海産のブランド真珠「HIME PEARL」を贈呈する式典。今回のベストパールプリンセスには、女優の剛力彩芽さんが選ばれた。県漁連の代表理事会長である平井義則氏に、HIME PEARLをブランド化させたポイントや今後の取り組みなどについて聞いた。

―HIME PEARLの特徴は。
 「HIME PEARLとは、愛媛県宇和島市の宇和海で生みだされた真珠の中で、厳しい品質基準をクリアした、最高ランクの真珠。中でも真珠層の厚さが0.7mm以上のものをプレミアムと呼んでいる。安価な真珠はてかてかとした輝きであるが、HIME PEARLは真珠層に厚みがあるため落ち着いた輝きを放っているのが特徴。年数が経っても、その輝きが失われにくいのも特徴のひとつ」

―HIME PEARLをブランド化しようと思った背景は。
 「平成23年から26年の3年間にかけて、良質な真珠であるHIME PEARLを育てあげてきた。しかし、何もせずにこの真珠が売れるはずはないと思い、ブランド化することとした」

―HIME PEARLのブランド化のポイントは。
 「どうやってPRするかを考えるのが一番難しかった。いろいろと検討した結果、ベストパールプリンセス授与式を開催することとした」

―ベストパールプリンセス授与式は今回で2回目の開催となるが、売上への影響は。
 「実際のところ、現時点では売上への影響はない。これからだと思っている」

―ベストパールプリンセス授与式の開催によって、HIME PEARLブランドの認知度は高まったか。
 「ブランド認知についてもまだまだ。特に、全国的な認知度はまだまだ厳しいと思っている。ただし、愛媛県内での認知度はだんだんと高まってきている」

―県漁連の特産品には、真珠以外にどのようなものがあるのか。
 「ハマチやマダイ、ヒラメなどの特産品がある。特に、愛媛県宇和島で育てあげた『みかんヒラメ』は、さわやなか味わいがしておいしい。地元特産のみかんを飼料に使って育て上げたヒラメで、臭みが少なくほのかにみかんの香りがする。通常のヒラメよりも肉質や旨味がある。ぜひともおすすめしたい」

―6次化については、どのように考えているか。
 「6次化は難しい。お金を持っている人であれば実現できるかもしれないが、そうでない漁業関係者には厳しい。特に、個人で経営している人にとっては難しいのでは。複数の漁業関係者が協力をして6次化するという方向性もあるが、人が集まれば集まるほど意見の対立が生まれる。正直、6次化はただの理想だと思っている」

―県漁連としての今後の取組みは。
 「真珠と魚をタイアップして販売していきたい。現状は、真珠は真珠、魚は魚となってしまっている。そこで、例えばであるが、今回のベストパールプリンセスで協力してもらったANAと協働し、空港の免税店に愛媛県の物産コーナーを設置したりすることを検討している。真珠と魚を同じ場所で販売できるようにしたい」


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