中部空港隣接地に大規模展示場建設、五輪の展示場不足見込み 画像 中部空港隣接地に大規模展示場建設、五輪の展示場不足見込み

インバウンド・地域活性

 愛知県は、本年度実施してきた大規模展示場整備の調査結果をまとめた。建設地を中部国際空港(常滑市)の隣接地に決め、延べ約6万平方メートルの施設を建設する。概算建設費約300億円を見込み、19年秋開業を目指す。16年度当初予算に施設整備の仕様や設計・施工者選定基準などの検討、用地測量、運営体制構築検討に必要な事業費を盛り込む。3日、大村秀章知事が会見し、明らかにした。
 大規模展示場整備調査では、技能五輪国際大会等の誘致を見据え、本年度当初予算に1000万円、9月補正予算に3000万円の調査費を計上、三菱UFJリサーチ&コンサルティングと日本総合研究所に委託して基本構想づくりを行ってきた。
 当初は10万平方メートル規模の展示場を整備する方針だったが、展示会や国際会議などのニーズを踏まえて収支を試算した結果、6万平方メートル規模が妥当と判断した。
 建設地の選定では、県内5地域について、国内外からのアクセス、一定規模以上の宿泊施設や周辺観光地の有無、用地取得の容易さなどを比較検討し、中部国際空港がある空港島の県有地に決めた。敷地は、フェリーターミナルの南側で面積28・7ヘクタール。
 ここに約5万平方メートルの分割可能な展示ホール、約1万平方メートルの独立した展示ホール、約1000平方メートルの会議室などを配置する。建物仕様は必要最低限のものとし、整備費を倉庫レベルの水準に抑える考え。発注方式についても整備費を縮減できる方策を検討する。駐車場用地は、将来の拡張や宿泊施設などの建設も可能な面積を確保する。
 東京オリンピック・パラリンピックの影響で首都圏での開催が難しくなる展示会需要を取り込むため、19年秋開業に向けて準備を進めていく。運営に当たっては、新たな展示会の誘致・企画立案を行える国内外の専門的な民間事業者と連携した「公設民営方式」を検討する。
 20年代初頭の技能五輪国際大会や大規模展示会、国際会議などを積極的に呼び込み、首都圏に並ぶ交流拠点を目指す。経済波及効果は年間約1500億円になると見込んでいる。

愛知県/中部空港隣接地に大規模展示場整備/延べ6万平米、19年秋の開業めざす

《日刊建設工業新聞》

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