社長の健康促進で中小企業を元気に、横須賀商工会議所の健康プログラム 画像 社長の健康促進で中小企業を元気に、横須賀商工会議所の健康プログラム

人材

 神奈川県ではCHO(健康管理最高責任者)制度によって、健康経営の推進に取り組んでいる。その一環として横須賀商工会議所が行っているのが、ゴルフピラティスを取り入れた健康プログラムだ。

 これは、中小企業の健康経営に取り組む中で、その代表者の健康状態に注目したもの。会頭の平松廣司氏によると、同会議所では社長が健康に会社を経営できるよう、まずは議員たちの中で“歩く”ことを推進したという。

「ところが、これが全然上手くいかない。会議所の議員は社長ばかりなので、車に乗っているか、デスクで事務をしているかで、なかなか歩く機会を増やせなかったんです」

 そこで注目したのが、歩く機会として全員に共通していたゴルフだった。この回数を増やすことで、自然と歩く距離を伸ばしていく。そのために始めたのが、今回取り組んでいるプログラムだったという。15年の12月にはインストラクターを呼び、まずは体幹を鍛えるための運動について指導を受けた。

 この運動を2か月間に渡って議員達が続ける一方で、スタジオでのスイングレッスンも並行して実施。その総括として翌2月に行われたのが、プロを呼んでのラウンドレッスンだった。

「私も年なのでドライバーについては諦めていた部分があったのですが、日々のトレーニングとプロのレッスンで、若いころの距離をある程度まで取り戻せました。こうして実際に成果が見える機会があるというのは、モチベーションの上で大きなプラスになったと思います」

 これについては、副会頭の渡辺治夫氏も実感できる部分があったという。例えば、運動の一つにポールを持ち上げる動きがあるが、これが思いのほかにキツかった。それが続けるうちに慣れてきて、今ではその疲れ具合が体調を知るための、一つのバロメーターになっているという。

「ピラティスと並行して、全員が万歩計をつけるようになり、歩数を気にするようにもなりました。今では食事のカロリーを計算するなど、以前よりも健康に対する意識は深まったと思います」

 横須賀商工会議所では今後、何らかの形で中小企業の社長に向けて、“歩く”という行動を推進していくという。社長とゴルフ、その相性の良さは、新たな健康促進につながっている。

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《丸田鉄平/HANJO HANJO編集部》

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