作業は1~2分、2時間程度で通行可能になる路面補修材開発 画像 作業は1~2分、2時間程度で通行可能になる路面補修材開発

インバウンド・地域活性

 東亜道路工業は、施工性や耐久性に優れる常温硬化型の路面補修材を開発した。粒度調整した特殊骨材と改質アスファルト乳剤を一つのパッケージ(ビニール袋)に内包し、手を汚さず簡単に混合物を作製できる。こてやへらを使って1~10ミリ程度の薄層に敷きならすだけで転圧が不要。1~2時間の養生で交通開放が可能だ。アスファルト面だけでなくコンクリート面にも強固に接着する。昨年12月に販売を開始。役所や道路施工会社に積極提案していく考えだ。
 薄層の路面補修材は、マンホール回りや橋梁ジョイント、排水溝などにできた段差や継ぎ目の修正、荒れた路面のリフレッシュや見た目の改善などに用いられる。従来品は、骨材とバインダーが別々の容器に納められており、機材などを使いながら現場で混合物を製造する。このため施工が煩雑になる上、容器などの廃棄物も発生していた。
 今回の常温硬化型路面補修材「ファスト・アス」は、骨材とバインダーをパッケージ化。混合物の製造手間を省き、高い施工性や耐久性を実現するのが特徴だ。1袋当たり2キロと持ち運びやすく、材料ロスも少ない。施工時の外気温に応じて「一般用(外気温25度以下)」と「夏用(25度以上)」の2タイプから選択する。
 パッケージは上下に仕切られており、上部に最大粒径1ミリの特殊骨材、下部に改質アスファルト乳剤を内包。内部の仕切りを破り、骨材と乳剤を30秒ほどもみほぐすように混合する。混合物を袋から出し、ゴムべらや左官ごてなどを用いて、1~10ミリ程度の任意の施工厚を常温で簡単に敷きならすことができる。作業時間は1~2分ほど。施工時期で異なるが、おおむね1~2時間の養生で交通開放できるのも特徴だ。
 室内試験の結果、ファスト・アスの摩耗耐久性が、重交通路線の表面処理工法に用いるマイクロサーフェシングの3倍であることを確認。路面の種類にかかわらず接着強度も高いことが分かった。
 1箱に5パッケージのファスト・アスを梱包(こんぽう)して販売。標準価格は1箱6200円(税別)。
 同社は当面、道路施工会社などを対象に営業展開を図っていく。将来的には、ホームセンターなどを通じた一般向け販売も視野に入れているという。

東亜道路工業/常温硬化型の路面補修材開発/骨材と乳剤1袋に内包、簡単混合

《日刊建設工業新聞》

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