情報を共有し議論することが重要…神奈川県 CHO構想推進コンソーシアム 画像 情報を共有し議論することが重要…神奈川県 CHO構想推進コンソーシアム

人材

 1月26日、横浜市技能文化会館にて、神奈川県が推進する「CHO構想推進コンソーシアム 平成27年度第2回会議」が開催された。この会議は「健康経営」を重要視する企業の担当者約50名が参加し、健康経営の課題や解決作についてディスカッションを行った。

 会議が始まると、まずは事業構想大学院大学・浅野健一郎氏によるセミナー「健康経営の最近の動向」。浅野氏は、いま注目されている健康経営の考え方や、健康経営を行うことの利点などをスライドと共に解説した。

 続いては、実際に健康経営を進めている企業の例として、大和証券グループ本社人事健康経営推進課長・安藤宣弘氏がスピーチ。安藤氏は大和証券グループがどのような取り組みをしているのかを紹介した。大和証券グループは平成20年度から健康増進の取り組みをスタートさせ、毎年新たな施策を行っている。なかでもユニークだったのは、平成23年度に実施した「腹八分目(ハラハチ)キャンペーン」や、平成25年度の「健康寿命をのばそうアワード」など。社員は課せられた課題をクリアーすることでポイントを得られ、溜まったポイントに応じて後に給与に反映される。ゲーム感覚で健康管理ができる施策だった。

 これらの取り組みを行った結果、平成26年度には厚生労働白書に企業の取り組みが掲載され、「健康経営銘柄」に選定された。さらに平成27年には、社員の健康状態をまとめた「大和証券グループ健康白書」を作成。統計を出すことで抱えている問題が明らかになり、結果として社員の健康意識が高まったそうだ。

■約50名の参加者が「健康経営」についてグループディスカッション
 トークセッションが終わると、本日のメインであるワークショップに移った。参加者はあらかじめ8つのグループに分けられており、そのグループごとに自社の「経営」と「健康」の課題を洗い出した。それらの課題は付箋に書いて模造紙に貼ってゆき、それぞれの課題を構造化させていった。こうすることにより、「経営課題」と「健康課題」を視覚的に把握できる。

 約30分のディスカッションが終わると、グループのリーダーが登壇し、全参加者の前で発表した。あるグループの代表者は「業種によって抱えている課題は似ている」とコメントし、また別のグループは「女性の参加者が多かったので女性が抱える問題が多く出された」と発表した。ワークショップならではの、さまざまな課題が発表された。

 休憩を挟んで後半は、「健康経営を進めることで解決可能な経営課題」についてのワークショップ。ここでは先ほど洗い出された課題のなかで、「健康経営」を進めることで解決できそうな経営課題を考えていく。前半と同じように、約20分の制限時間後に全体発表された。

■「健康経営」の答えは企業ごとにことなる
 コンソーシアムの最後は、浅野氏が登壇。浅野氏は健康経営について、「今日のように複数人が集まり事例の共有をしたりディスカッションすることが必要」と語った。さらに浅野氏が伝えたかったのは「健康経営が自社の経営課題解決につながる」とコメント。本日の参加者すべてが探っていた「どのような健康経営がよいのか?」という問題の正解は、企業ごとに異なる。最後に浅野氏は、「企業の最適な施策を探し出すことが、健康経営の成功につながる」と総括し、第二回会議を締めくくった。



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《佐藤隆博》

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