企業同士がつながり、新たなものを生み出す! 「なでしこ広報会」の取組み 画像 企業同士がつながり、新たなものを生み出す! 「なでしこ広報会」の取組み

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 広報が企業の架け橋となり、イベントを共催したり、共同でニュースリリースを作成したりするなど、新しいものを生み出す動きが生まれ始めている。そんな広報同士の交流を促進し、横のつながりを生み出しているのが「なでしこ広報会」である。
 「第一世代は『女性広報』の時代を切り開いていった、今やベテランの女性広報。第二世代は自分が前に出ることで会社をPRしていたいわゆる『キラキラ広報女子』。そして第三世代となるのが、自分たちが前に出るのではなく、会社や社員を輝かせることに尽力する『なでしこ広報』です」。発起人である東京PRアカデミー主宰の栗田朋一氏は同会の趣旨をこう紹介する。

 同会には20代中盤~30代中盤の女性広報70名超が参加。業種はさまざまで、企業規模もベンチャー企業を中心に老舗企業、大企業までと幅広い。2015年1月の発足から1年間、ウェブニュースでの連載やアンケート協力などを行ってきた。中でも、広報同士の交流が成果を生んでいる。

 服飾の製造販売を行うベンチャー企業のDoCLASSE(ドゥクラッセ)は、ファッションへの興味が薄い40代~50代男性にビジネスカジュアルの基本を教える「OYAJI塾」を開催している。「初回が好評だったので、次回は他社も巻き込んで実施したいと考えていました」(同社社長室広報/PRマネージャーの工藤芽生さん)。そこで「なでしこ広報」に参加していた男性化粧品製造販売のTSUMO・JPに声をかけ、第二回「OYAJI塾」にてメンズ美容のアドバイスコーナーを設け、化粧品トライアルキットのお土産も配った。来場者の満足度もより高まったという。

 レジャー予約サイトを運営するアソビューも、他社との連携を積極的に行っているベンチャー企業だ。「広報の交流会にて地方創生を切り口にした事業展開をPRしたところ、同じように地方創生に取り組んでいる2企業の広報に出会い、リリースを出せないかという話になりました」(同社広報室の丹羽一与さん)。まず、なぜ地方に人が住まないのかというデータを調べ、政府が提唱している「まち、ひと、しごと」の文脈に従い、同社がレジャーで「まち」の魅力を引き出し、同窓会代行事業の笑屋が「ひと」を呼び、クラウドソーシング事業のリアルワールドが「しごと」を創るという内容のリリースを作成。地方紙など30紙で取り上げられた。丹羽さんは「新製品などのリリースよりも、企画を立てたリリースの方が裾野が広がった」と効果を振り返る。

 栗田氏は、「他社の同じ職種の人とつながることで視野が広がり、新しいものを生み出すきっかけにもなる。広報に限らず、若い人はどんどん他社とつながってほしい」と話す。

企業同士がつながり、新たなものを生み出す!「なでしこ広報会」の取組み

《ニュースイッチ by 日刊工業新聞》

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