静岡県焼津市の新病院整備、現在地建替軸に基本計画策定着手へ 画像 静岡県焼津市の新病院整備、現在地建替軸に基本計画策定着手へ

インバウンド・地域活性

 静岡県焼津市は、新病院整備基本構想案をまとめ公表した。建設地は、4カ所の候補地を比較検討した結果、現在地建て替えが最適だと判断。規模は現状と同じ470床程度、概算事業費は300億円程度を見込んでいるが、地域医療構想など不確定要素が多いため病床数や機能なども含め今後、詳細に検討する。パブリックコメントを踏まえ3月中に基本構想を策定する。16年度は基本計画の策定作業に着手する方針。
 焼津市立総合病院(道原1000)は、急性期医療を中心とした市内唯一の公立病院。建物はA・B棟(83年完成)とC棟(89年完成)で構成する。施設の総延べ床面積は3万3220平方メートル。471病床。敷地面積は約5・9ヘクタール。建設から32年が経過しているため建物・設備面の機能低下、維持管理費の増大、増改築を繰り返したことによる各部門の動線や運営業務の非効率性、医療の進歩に対応した設備の不足など多くの課題が指摘されている。
 このため、市は08年度に建て替えを決定。また同事業は、財政の健全運営と公共施設の適正配置を実現するため、14年3月に策定した公共施設マネジメント基本計画でモデル事業の一つに位置付けられ、公共施設マネジメント対策本部が▽総合運動場エリア▽焼津文化センターエリア▽現在地▽大井川庁舎・文化会館等エリア-の4カ所の候補地を比較検討。その結果、事業の実現性や利便性、事業費、防災面などの面から、現在地が最も優れているとした。
 新病院の規模は、地域の基幹病院として引き続き急性期医療に当たるため、現時点では470床程度を確保するとしたが、急性期後や在宅復帰に向けた病床など地域医療との調整が不確定のため、基本計画の中でさらに検討する。整備方式は、従来方式や設計・施工一括(DB)方式、設計中に施工業者が参画し共同で事業を行うECI方式、PFI方式を上げ、最適な手法を検討するとした。安定した病院経営を維持するため既存施設の活用なども検討し、事業費の削減に努める。
 詳細については、16年度に着手する基本計画の中で固める。事業化のスケジュールは未定。市は庁舎建て替え事業も計画しているため、優先度は今後の判断となる。

静岡県焼津市/新病院整備基本構想案公表/現在地建替軸に基本計画策定着手へ

《日刊建設工業新聞》

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