唐桑高田道路・気仙トンネルが貫通、施工は鉄建 画像 唐桑高田道路・気仙トンネルが貫通、施工は鉄建

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 東北地方整備局が三陸沿岸道路「唐桑高田道路」に整備する「(仮称)気仙トンネル」(延長706メートル)の貫通式が22日、岩手県陸前高田市気仙町荒川の現地で行われた。
 同市内では唯一のトンネルで、施工を鉄建が担当。14年12月に掘削工事に着手し、約1年で貫通にこぎ着けた。今後、覆工コンクリートなどの作業を進め、早期完成を目指す。
 唐桑高田道路は、宮城県気仙沼市唐桑町舘から岩手県陸前高田市竹駒町相川に至る延長10・0キロの自動車専用道路。東北整備局は18年度に開通させる目標を掲げている。
 岩手県内の区間は唐桑北インターチェンジ(I)Cから陸前高田ICまでの延長8・0キロで、南三陸国道事務所が事業を担当している。同道路に設置する18本のトンネルのうち、今回は10本目の貫通となる。
 気仙トンネルは延長706メートル、幅員8・5メートル(上下各1車線)。工事では、南側の仙台方面から北側の宮古市方面へ1日4回発破を行い、2メートル程度ずつ掘り進めた。掘削で生じた土は岩手県の防潮堤整備工事などに活用した。
 貫通式には、国や県、市の担当者や工事関係者、地元住民ら多数が参加。戸羽太陸前高田市長や佐藤和徳南三陸国道事務所長らが発破ボタンを押し、トンネルの無事貫通を祝った。
 席上、佐藤所長は「今回の貫通により、唐桑高田道路の開通に向けてまた一歩前進した」とあいさつ。
 戸羽市長は「この貫通はわれわれにとって大きな一歩だ。町の将来を見据えたまちづくりを進める」と述べた。
 高橋昭宏鉄建執行役員東北支店長は「覆工コンクリートなど残りの作業を余念なく進め、高い品質のトンネルを完成させる」と決意を語った。
 唐桑高田道路が完成すれば、沿線の今泉地区や長部地区などの復興に弾みが付く。緊急輸送路が確保されることで地域の安全性が飛躍的に高まるほか、水産加工団地の振興なども期待される。
 松山哲也現場代理人(鉄建)の話
 「付近に集落があるため、トンネル内に防音扉を設置して発破による騒音の影響を抑えた。資材や作業者が足りない中で工事を無事に進めることができた」。

東北整備局/唐桑高田道路・気仙トンネル(岩手県陸前高田市)が貫通/施工は鉄建

《日刊建設工業新聞》

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