00年代以降のおいしさ表現、「オノマトペ重視」「濃厚化」進む 画像 00年代以降のおいしさ表現、「オノマトペ重視」「濃厚化」進む

インバウンド・地域活性

 消費者が今魅力を感じる「おいしさ」の表現は何か? おいしさを表現するフレーズについての調査を、リサーチやデータ分析などを手がけるB・M・FTが行った。

 同社はおいしさの感覚を表現する「シズルワード」についての調査を2003年に初めて実施し、以来恒例となっている。今回の調査では、「うまみがある」といった味覚系、もちもち」といった食感系、「新鮮な」といった情報系の3分野にフレーズを分類し、合計約300個のシズルワードを候補としてアンケートを実施。15歳から69歳の男女1800人の回答をまとめている。

 トップになったのは「もちもち」で35.1%。2位以下には「うまみのある」(35%)、「ジューシー」(33.6%)、「香ばしい」(31.1%)、「とろける」(31%)が続いている。

 「もちもち」は2位とは僅差ながら、同系列のフレーズである「もっちり」「もちっと」がそれぞれ7位と14位にランクインしており、支持の高さがうかがえる。5位の「とろける」も類似フレーズである「とろーり」が上位にランクイン。このほかにも、「サクサク」「サクッと」や、「ほくほく」など、食感を表現するオノマトペが上位に数多く入っている。

 「もちもち」は2003年の初調査では14位だったが、2010年以降は1位の常連フレーズとなっている。「もっちり」「ふわふわ」「とろーり」も近年大きく順位を上げている。対照的に「コシのある」「舌触りがよい」といったフレーズは順位がダウン。食感を表現するフレーズは、オノマトペが年々支持されるようになっている。

 また、味覚系のフレーズでは顕著なのが濃厚化だ。2003年には味覚系で63位だった「濃厚な」が今回は11位。2003年から候補に挙げられているフレーズで比較すると5位と高位にランクインしている。「リッチな」といったフレーズも上昇傾向だ。「あっさりした」「後味すっきり」など淡泊系のフレーズは順位を落としており、濃厚系フレーズがトレンドとなっているのがうかがえる。

 店頭POPや商品開発でも、こうしたトレンドを参考にしてみてもいいだろう。

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《こばやしあきら》

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