鉄道総研と大林組、鉄道ラーメン高架橋向け新PCa工法開発 画像 鉄道総研と大林組、鉄道ラーメン高架橋向け新PCa工法開発

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 鉄道総合技術研究所(鉄道総研、熊谷則道理事長)と大林組は18日、鉄道ラーメン高架橋向けの新しいプレキャスト(PCa)工法を開発したと発表した。シース管と筒状の継ぎ手の両端から鉄筋を挿入し、モルタルを充てんして一体化するモルタルスリーブ継ぎ手を使用。これにより、特に配筋が密になる柱と梁の接合部(仕口部)を含めた高架橋のフルPCa化を実現できる。部材の一部をPCa化するハーフPCa工法に比べ、工期を最大30%短縮可能という。
 近年、建設技術者や技能労働者不足を背景に、鉄道建設工事でも省力化が求められている。工場であらかじめ製造されたPCa部材の活用は、現場施工の省力化や工期短縮につながるとともに、天候などの影響を受けず、安定した品質を確保できるのが特徴だ。
 既存の鉄道ラーメン高架橋に用いられるPCa工法は、ハーフPCa工法が一般的。部材の一部をPCa化し、現場で残りの部材のコンクリートを打ち込む際に一体化させる工法で、フルPCa化には至っていない。
 そこで、鉄道総研と大林組は共同で、鉄道ラーメン高架橋の全面PCa化に向けた工法の開発を11年から進めてきた。
 開発した新しい工法は、高層ビルの柱や梁をPCa化し、スピード施工とコストダウンを実現する大林組の「LRV工法」を応用した。既に実用化している床版と柱のPCa化に加え、仕口部もPCa化できるようになる。
 新工法を使った柱と梁の接合では、端面の位置を合わせた後、シース管から貫通鉄筋を挿入。モルタルをシース管、モルタルスリーブ継ぎ手に同時注入し、梁・スラブコンクリートを打設する。
 鉄道総研は、短い建設工期で高品質な鉄道ラーメン高架橋を建設できる工法として、新PCa工法の普及・拡大を計画しており、「モルタルスリーブ継手を用いたプレキャストラーメン高架橋の設計・施工指針」を取りまとめた。

鉄道総研、大林組/鉄道ラーメン高架橋向け新PCa工法開発/全パーツを工場生産

《日刊建設工業新聞》

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