【回転窓】空振り許容する社会を 画像 【回転窓】空振り許容する社会を

インバウンド・地域活性

 「空振りを許容する社会をつくること」。ある防災研究者に災害対策で何が重要かと聞くと、そんな答えが返ってきた。この「空振り」は、豪雨などで避難指示が出され、実際に避難したが、何も起こらなかった時のことを指す▼人は勝手なもので、被害に遭うと、自治体の避難指示が遅かったとか、対応の不備を指摘する。一方、空振りが続くと、どうせ何も起こらないだろうと決め込んで知らんぷりをする。そんな時に限って災害が起きる▼では、空振りを許容する社会をどうつくればよいか。研究者は災害被害のイメージを住民に繰り返し説明し、理解してもらうことだという。事前に防災行動計画を決める「タイムライン」は住民と一緒に作成するため、防災意識の向上に役立つとも▼政府は先週、国土強靱化対策の市場規模や防災・減災対策に優れた企業の認証制度の創設を発表した。企業の防災意識を高め、技術開発などを促す狙いだが、金額ばかり表に出るのは少し気になる▼防災の基本は「人の命を守る」こと。そのために何が必要かと住民が考えてくれれば、ハード整備の必要性も見えてくるはずだ。

回転窓/空振り許容する社会を

《日刊建設工業新聞》

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