ウレタン樹脂充てん型の道路凍結抑制舗装、標準仕様確立 画像 ウレタン樹脂充てん型の道路凍結抑制舗装、標準仕様確立

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 日本道路は、ウレタン樹脂を充てんする凍結抑制舗装の高耐久タイプの標準仕様を確立した。舗装表面の空隙(くうげき)に充てんするウレタンの形状を従来のゼブラ状から格子状に変更し、ウレタンの面積率と充てん量を標準化。舗装母体は、耐久性に優れる多機能型砕石マスチックアスファルト混合物(多機能SMA)またはポーラスアスファルト混合物を現場条件に応じて選択する。ウレタン樹脂の剥がれを補修する方法の試験施工も実施済み。施工実績や対策効果をPRし、さらなる普及を目指す。
 同社のウレタン樹脂充てん型凍結抑制舗装「アメニウレタン」は、舗装の表面空隙に弾性に富むウレタン樹脂混合物を浸透・充てんする工法。雪氷路面上を車両が通過することで路面雪氷を破壊し、路面の露出を促進させるのが特徴だ。
 ポーラスアスファルト舗装は、除雪作業により骨材が飛散するため、除雪作業が多い豪雪地などでは長期的な耐久性が確保できない。一方、多機能SMAはポーラスアスファルト舗装に近い表面空隙を持ちながら、骨材飛散の抵抗性に優れる。このため高耐久型の凍結抑制舗装を実現できる。
 従来はウレタン樹脂をゼブラ状に充てんしていたが、非充てん部の雪氷がこぶ状になり走行性が悪くなるという問題があった。そこで同社は、格子状の充てんパターンに変更。格子サイズは12センチ角、ウレタンの面積率は50%を標準に設定した。多機能SMAの場合、ウレタン樹脂の充てん量は付着性を考慮し、1平方メートル当たり2キロを標準とした。
 多機能SMAを母体としたウレタン充てん舗装は、供用後4回の冬を経過してもウレタン樹脂に目立った損傷がなく、良好な状態を維持。滑り抵抗性と凍結抑制性能も維持管理の目標値をクリアしていることを確認した。多機能SMAを採用することでコストメリットも発揮するという。
 車が止まったり、頻繁に除雪作業をしたりする場所は路面が傷みやすい。こうしたウレタン樹脂の剥がれや摩耗が起きやすい場所を対象にした補修方法も検討中。昨秋に試験施工を実施しており、効率的に機能を回復させる方法の実用化を目指す。
 同社は標準仕様の確立を機に、寒冷地を主体に提案活動に一段と力を入れる。これまで東北や北信越、四国などで施工を重ねている。こうした実績と凍結抑制性能を積極的にアピールし、採用につなげていく方針だ。

日本道路/凍結抑制舗装のウレタン樹脂面積率・充てん量標準化/補修方法の検討進む

《日刊建設工業新聞》

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