【回転窓】妖怪のまちづくり 画像 【回転窓】妖怪のまちづくり

ライフ

 漫画家の水木しげるさんは10代のころ、鉱業技術者を養成する学校に通っていた時期がある。英語の成績が振るわなかったようで、教師に呼び出された時にこう提案した▼〈いまやアメリカへ石炭掘りに行くわけにもいかんから、英語なんかやるよりマレー語でもやったほうがいいのではないか〉。英語教師は激怒したが、職員室にいた他の教師は爆笑したという(『人生をいじくり回してはいけない』筑摩書房)▼そんな独特の考え方とセンスが、後に「妖怪ブーム」を巻き起こした人気漫画家たるゆえんであろう。昨年11月に93歳で亡くなってからも、その人気は衰えることがない▼故郷の鳥取県境港市に「水木しげるロード」がオープンしたのは1993年。10年後には「水木しげる記念館」が開館し、鬼太郎列車や鬼太郎バスも運行されている。今では観光振興のモデル地域として知られ、年間300万人を超す人が訪れたこともある▼政府が地方自治体に策定を求めている地方版総合戦略でも観光振興は重要なポイント。ソフト・ハード両面から地域の特性をどう生かすか。センスと知恵が求められている。

回転窓/妖怪のまちづくり

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

ライフ アクセスランキング

  1. 【ご当地美人】観光は世界共通の楽しみ……高松ゆめ大使・小池絢さん

    【ご当地美人】観光は世界共通の楽しみ……高松ゆめ大使・小池絢さん

  2. 日本おもちゃ大賞2015――「妖怪ウォッチ」「野球盤3D」「Jewel watch」らが受賞、「ガンダム」が特別賞

    日本おもちゃ大賞2015――「妖怪ウォッチ」「野球盤3D」「Jewel watch」らが受賞、「ガンダム」が特別賞

アクセスランキングをもっと見る

page top